会いたい誰か
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汗がでる。
デブじゃなくても汗はでる。
丸刈り頭も汗はかく。
ポタリポタリと汗をかく。
東京は梅雨真っ最中です。
日本全国ジットリジメジメの様子。
こんなときはカラッとしましょ。
昨日のお昼に銀座『天あさ』で天麩羅定食。
一足先にさっぱりしてきました。
おやっさんの手際のいいこと。
三人の美女たちに囲まれ
言うことありませんでした。
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「はい、いいですかあ。もう少し口をあけましょうねえ」
「…」(はい)
「歯と歯茎の間に軽くあてて、こんなふうに磨くんですよお」
「…」(は~い)
歯ブラシを片手に女医さんが私の歯を丹念に磨いていく。診療チェアに横になっている私は、ほとんど母親の膝まくら気分。こんな歯の治療ならいつでもお受けしたい。とても心地よく嬉しいのだが、どこか恥ずかしさが残る。
体を起こして鏡を前に、自分で歯ブラシを当てて仕上げとなる。
歯槽膿漏ぎみの歯茎は少し弱っているが、食事した後に歯ブラシマッサージをすれば元気になるらしい。マッサージした後は、確かにかむ力が強くなる。歯磨き指導を受けるのは女医さんに限る。いい歯医者さんを紹介してくれたYさん、ありがとね。
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土曜日の午後、大勝したダブルヘッダー後の宴会で深酒す。日焼けした肌ほてったまま、東西線を日本橋で乗り換える。ひとつ隣の人形町にたどりついたのは、なぜか深夜。いったいどこをほっつき歩いていたんだろう。
人は陽に照らされるとよく眠る、という。野球の試合の翌日のことだが、気がつくと眠っていた。いやそうじゃない。知らぬ間に眠り、気がつくと思いもよらぬところで目が覚めた、というのが正確だろう。気がつくと、ソファーの下にもぐりこんでいた。気がつくと板張りの床に顔を押し付けていた。便器の上にも座っていた。シーツにもくるまっていたりした。
いや、もっと正直に言うと、気がついてもずっと夢の中にいたかった、というべきだろう。
警察で理不尽な尋問を受け、罰金の額に驚いて目が覚める。公務執行妨害で14万8千円って、何だよそりゃ? 根拠が分からん。弁護士を呼べ弁護士を。いや、ちょっと待て… と、また眠る。
姪のかおりと電話で打ち合わせをし、じゃあ、お母さんから旅費を調達だね、でも無理かも、じゃあ、これから博多に飛ぶか、というところで目が覚める。え? どこに行くんだったっけ? ほかにも一緒に行きたいのがいたっけな。涼しいところがいいな… と、また眠る。
ここにはとても書けない馬鹿な話やエッチなこと、訳のわからん感覚が次から次に。とても起きてなんざあいられない。
物理的な時間は一日だが、記憶をたどっていくと、一年ばかり旅してたようだ。夢かうつつか。いやいや、夢もうつつ、うつつも夢なり。こうして書いているのも夢のうちかも。
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ペーパーフィルターを使って手軽に旨い珈琲を飲みたいと思ったときは、バネ製のドリップ装置をおすすめしたい。
先日、珈琲を抽出するドリップ装置をあらたに手に入れた。バネ製である。これでバネ製ドリップ装置は2つ目だ。
二年ほど前、最初に手に入れたのは『コーヒーバネット』
(\1,575)。ペーパーフィルターを使うがネルドリップばりの旨い珈琲を抽出できる、が売りだ。独特の旨味を引き出し、雑味を排除してくれるもので、『カリタ』や『メリタ』のペーパーフィルターを使ったドリップ装置がお蔵入りしてしまったからすごい。
とはいえ、すべてが良いわけじゃない。大きな問題が2つある。ひとつは、あまり普及していない円錐形をしたペーパーフィルターが必要なこと。コーノというメーカーから発売されているが、通常の台形フィルターより50%ほど値が張る。それに手に入りにくい。『カフェ・ドゥ・ガウディ』といった通販サイトから直接手に入れるか、『東急ハンズ』やスポーツ店のキャンプ用品売り場にわざわざ足を運び買い求めるしかない。『コーヒーバネット』はもともとアウトドアグッズだからだ。もうひとつの問題は、何しろバネ製なので、ブヨンブヨンと揺れはしないまでも台座が不安定なため、サーバーの上からドリップ装置をうっかり落っことしてしまうこと。
今回あらたに手に入れたのは『バネドリッパー』(\1,785)というしろもの。これは『カフェ・ドゥ・ガウディ』のマスター鈴木政勝氏より紹介してもらったものだが、『コーヒーバネット』の大きな2つの欠点をみごとに解消している。
まず、ペーパーフィルターはコンビニでも手に入る安価な台形フィルターを使えるため、フィルターが不足する心配も経済的負担もほとんどなくなった。それに、今回のドリッパーには取っ手がついており、手で保持しながら湯を注げるため、とっても安心。湯の注ぎ加減も調整しやすくなった。しかも、写真に写っているように『バネドリッパーセット』(\3,360)を買い求めれば、取っ手をスタンドに差して安定させることができるので、お湯を注ぎながらちょっとばかり横見したり横着しても大丈夫。うっかり者にはありがたい使い勝手なのである。片手が自由になるし、抽出される珈琲が落ちるさまを眺める余裕も生まれ、ちょっとばかり優雅な気分になったりもするわけだ。
実はそれだけじゃない。珈琲通でなければ思いつかない技(わざ)が入っているから驚く。それは、円錐の高さを『コーヒーバネット』より低くしていること。深さが浅いネルドリップが、よりすっきりとした雑見のない珈琲を抽出できることを知る珈琲通でなければできない。恐るべしである。どうも、この『バネドリッパー』は『コーヒーバネット』を下敷きに研究を重ねているようだ。
とはいっても、やはりすべてが優れているわけではない。それは、台形フィルターが使えても専用ではないことから起こる問題だ。まず、フィルターの折り方に工夫が必要なこと。湯を注いだときに、フィルターがバネにきっちりフィットしていないので、フィルターがフニャリつぶれて美しくなくなること。珈琲はやはり優雅にいれたいものだから、美しさに欠けるのは致命的かもしれない。
『コーヒーバネット』も『バネドリッパー』もバネ式なので、つぶしてコンパクトに収納できるので、携帯に便利。出張先や旅行先で旨い珈琲を自分で飲みたいなら、こんなにありがたいものはない。もちろん家で飲むときも邪魔にならない。珈琲好きなら持っていても損はないだろう。
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気がつくと『どっちの料理ショー』をやっている。また木曜日がやってきた。関東では木曜日に放送される『どっちの料理ショー』。この番組を見ると、ああ、また一週間過ぎちゃったなって実感するんだよね。昔、付き合ってた女の子が(っていつの話じゃ)、『笑点』のパッパラ・パラパラ・ウンパッパってあのメロディを聞くと「なんか悲しくなっちゃうのよ」に似てる気がする。
逆に、一週間が始まったぞお、となんだか一人で積極的な気持ちにさせる番組もある。火曜日の深夜、日本テレビ(4チャンネル)で『鶴の間』『MONSTER』『攻殻機動隊SAC2ndGIG』と続く約一時間半。これを見逃すわけにゃあいかん。野球中継が延長されたときなんざあ、見終わる頃には午前2時半を過ぎてしまう。私の周りにはどうもこの日に夜更かししてる奴が多いと聞く。
どっちにしても、毎週同じ時間に約束どおりのことをやってくれるって、ありがたい。自分がそんなことできたら、自分をほめてやってもいいかな。やったろかい。
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現在、私には書斎がない。
今の仕事を始めてほぼ二十年。こんなことは始めてだ。ただし、この状況を不満だとはまったく感じていない。とはいえ、穴蔵にこもらねば書けない体質は変わらず、なかなか仕事が進まない。ただし、その状況を問題だとはまったく思ってない。
書斎を持てば仕事も進むだろうし、会社としても売り上げアップで万々歳。なのだが、同じように仕事をしてちゃあかん、という思い強く、この一年、書斎を持つことを拒否し続けてきたのだった。
昼間は明るい窓際にある応接間のテーブルで、あるときは本棚兼用の簡易デスクで、食卓や床の上、はたまたベッドの上でノートパソコンのキーボードをたたくこともある。
今度、改めて書斎を持つときは、自分本来の仕事を再開し始めたとき、とそう決めている。現在進行中の仕事のために資料を読み漁るのは、楽しさ半分つらさ半分。向田邦子の随筆なんぞを片手に、つい飲んだくれてしまう。
そんな飲んだくれに書斎は不要。探し物してりゃそのうちに、自分に火をつける何かが、きっとやってくるに違いねえ。
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何を血迷ったか、九州の兄が中元なんぞを贈ってきた。すぐに電話する。
「さっき、茂木びわが東京に届いたぞ。兄貴のくせして何やっとんじゃ。柄にもなかことすっと、早死にすっぞ」
「今は、ウニさ。磯でウニとりしよっとさあ、今は。忙しかけん、後にせろ」
と、面倒くさそうに兄は電話を切った。ちゃんと、ありがとう、という間もなしだ。まったく勝手な奴だ。
茂木町は長崎市の北に位置する「びわ」の名産地で、五島列島は私の産まれ故郷である。びわは足が早い果物なので、熟した果実を食することはなかなかできない。兄はこの時期しか収穫できない「びわ」を荷造りして長崎から送り、五島の福江島にフェリーで渡り、海にもぐって解禁になったばかりのウニとりに興じているらしかった。
両親の墓を守る兄に季節の付け届けをするのは弟たちの役割。田舎育ちの兄弟はそう刷り込まれてきた。そんな弟たちにいつも兄貴風を吹かせ、仕事に実直で特別な休暇をとったことのない人間に、いったいどんな心境の変化が起こったのだろう。
そういえば…。もう十年ほど前のことだ。兄から「採れたての生ウニじゃ」と、ビニール袋にはいった詰め物が送られてきたことがある。生ウニはみごとに発酵し、ビニール袋はパンパンに膨らみ爆発寸前! マチ針を恐る恐るつき挿すと、パン!と破裂はしなかったが、得も言われぬ臭いに死にそうになったことがあった。まずい、またウニを送るつもりじゃないのか!
私はすぐに「ウニは送るな」と兄に電話した。
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…
ヘトヘト疲れには
インスタント・ジョンソンの
「おつかれちゃ~ん」が一番。
このジトジト梅雨時のみ期間限定で
「ちょっとだけ出前」をプレゼント。
出前が終わればすぐ退散。希望に応じて延長も可。
もちろん無料です。ふるってご応募ください。
…
なんて広告がでないかなあ。すぐに応募するんだけどな。まあ、ありえないけど。そういえば、携帯電話用に「おつかれちゃ~ん」があってもよさそうなもんだけど、誰か知りませんかねえ?
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2005年6月8日の今日、ひとつの時代が終わった気がします。
Windows95が日本で発売される一年ほど前、直販誌を40誌ほど有する新聞社系出版社から、社で初めての市販誌が創刊された。あれから11年、ドッグイアーに換算すれば77年になる。そして、今日発行された『日経クリック』に休刊を知らせる記事が掲載された。
うちは創刊一年前から付き合いが始まり、この時期をさかいに、それまで10年続けていたメーカーの取扱説明書をつくる仕事を収束し、出版への本格的な参入を開始したのだった。
ああ、いろいろ言いたいことあるけど、ここではやめときましょう。スタッフのみなさん、ご苦労さまでした。
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私は愛煙家です。でも、人前ではほとんどタバコを吸いません。マナーを守る大人しい喫煙者を演じているのではなく、ただ、人に気を使ってまで貴重なタバコとの時間を邪魔されたくないからです。
自宅の中に気兼ねなくタバコを満喫できる空間がある私は恵まれているんでしょう。きっとね。ニコチンが欠乏してくると落ち着かなくなるような、タバコ依存症もありません。喫煙所でやむなくタバコを吸っている人を見ると、職場でも自宅でもタバコを楽しむ場所が限られているんだなあ、と、気の毒な気持ちになります。
今日は突然休みにして、日差し強くも風さわやかに流れる神保町に行きました。こんな一年でも何日かしかお目にかかれない天気の良い日に、仕事なんてやってられません。とはいえ、ちょっと仕事がらみもあり、散歩づいて古本屋巡り。
神保町はさすがですよ。長年探していた英文の書籍がさりげなく店頭に、それも陽ざらしで(ああっ)平積みされてるくらいですから。いやそれだけではありません。交差点に設置された自動販売機に“GITANES(ジタン)”が入っているじゃありませんか。
このタバコは南青山とか六本木とか、ある特定の人種が集まるところでないと置いてないからです。さすが神保町。玉石混交っていうんでしょうか、なんでもありって土地柄なんでしょうか。それにこのタバコはくさい。葉巻くさい。葉巻に馴染みのない人に、あと独特のすえたニオイは拷問のようにつらいはず。だから、喫煙が許されている飲食店でも“GITANES”は迷惑千万です。
えっと、ちなみにサッカー選手のジダンでなく、ジタン。ダでなくタと濁りません、お間違えなく。とにかく、魚嫌いにクサヤを焼いて出すようなことはできないので、外では吸えません。その分ひと箱320円と若干お高くなってます。でも、私は好きです。
話が長くなりました。どうしても言いたかったのは、もう二度と神保町の自動販売機では“GITANES”は買わないぞ、ってことです。その理由は、美しいはずの青いパッケージの両面に、片面だったらまだしも、両面にですよ、両面に、健康を損なうから気をつけなさいメッセージが、それも中揃えで入ってるんです。ああ、許せない、許せない。
世界で初めてのプログラマーと称される、あの美しいエイダ嬢が踊るさまを描いたパッケージが台無しじゃないですか! これでイヤになって喫煙をやめるなんて、策略に乗る私ではありません。あ、神保町の自動販売機じゃなくても、自動販売機だったらどこも同じなのかもしれません。やっぱり、“GITANES”は銀座『菊水』で箱買いします。
話はさらにジャンプしてしまいますが、タバコは大人のおしゃぶりみたいなものじゃないでしょうか。ひょっとしたら母親の乳首に吸い付く赤ん坊のときの、唇の感触を思い出しているのかもしれません。私が人前でタバコを楽しめないのは、そんな照れがあるからなのかもしれません。ああ、恥ずかしい。
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土曜日の夕刻、東京は土砂降りに見舞われた。午後六時過ぎに通り過ぎた夕立は、東京湾から潮の香りをどどっと流しこみ、日本橋一帯をやさしい匂いでじっとり包む。隅田川からの独特の臭いも、ちと混じり、わずかに生ぐさい。
夕立前まで晴れ渡った人形町を、久しぶりに散歩した。徒歩五分ほどのところに日本橋図書館がある。建物の中に入ると、玄関正面から中庭が見える。一階にある幼稚園と小学校で運動場として使っているらしい。玄関にただよう塩素の臭いは、地下にある公共プールのせいだ。二階から八階までは公共施設。友人のかぶ吉さんから誘われた落語会が開かれた講堂もある。右手奥にあるエレベーターで乳母車夫婦と共に五階に上る。五階と六階が図書館で、受付は五階。気になっていた書籍を三冊お借りし図書館を出て、日本橋界隈で何度かシャッターを押した。
久しぶりの散歩で疲れたのか、ソファーでウトウト。潮の香りで目が覚めた。それにしても、日本橋には昔ながらの家屋がまだまだ現役で残っている。
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