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2005年11月30日 (水)

写真の見せ方

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<ISO-100、24mm、F/5.6、露出 1/60秒、露出補正 -1>
<表示幅 370ピクセル、高さ 246ピクセル、縮小倍率 約1/12>
<画像幅 1024ピクセル、高さ 683ピクセル、縮小倍率 約1/4>
<原寸幅 4368ピクセル、原寸高さ 2912ピクセル>

■撮りたかった写真はこれ。ただし、ディテールまで鮮明に見えていないため、実は意味がない写真だ。
■オリジナルの写真をこのブログにアップしようとすると、ブログのデータを管理する制約から、約四分の一に縮小する必要がある(↑上の写真をクリックしてポップアップされる写真)。それだけではない。ブログに貼り付けた写真は、それより更に三分の一ほど縮小された画像になる(↑上の写真)。
■つまり、縦横比で十倍以上、面積でいうと百倍以上も縮小したことになる。ブログ上の写真をクリックすると、それより約三倍に拡大された写真が表示されるが(くどいようですが、写真をクリックしてみてください)、ブログに貼り付けた写真ともオリジナルとも、全く違った印象になってしまう。縮小した写真は、ご覧の通りインパクトが弱い。
■縦横比が十分の一以上縮小されるとすれば、それなりの見せ方が必要になる。というわけで、画像を縮小しないまま、その一部をトリミングした写真が、昨日アップした写真というわけだ。縮小しなければ、いろんなものが見えてくるのに……寂しい限り。技術的な制約から、撮りたい写真を限定されるのは真っ平ごめんだ。
■とはいえ、ブログならではの写真があってもいい、ともどこかで思っている。

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2005年11月29日 (火)

走り落ちる秋

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<日本橋浜町。公園を抜け駅へ急ぐ人>

外を歩いていたら汗ばむほど、本当に暖かかった。ただ、小春日和も今日までらしい。秋は走り去り、いよいよ冬がやってくる…。

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妹の娘

 妹の娘が大学受験だという。推薦入学二次試験前日の月曜日、長崎から母親と連れ立って受験生が東京にやってきた。とにかく下見するべし、と、三人でモノレールと山手線を乗り継ぎ、秋葉原から筑波方面へ向かう。

 この大学出身者は何人か知っているが、みな破天荒な個性派ぞろい。どんな大学に通うとああなるのか、と、以前から興味はあった。本日、初めて訪問し、いやいや、驚きましたぞ。なんとも、とんでもなくだだっ広く、整然としたたたずまいじゃあ~りませんか。ウムム、すきがない。
 なぜ奴らのような人材が、ここから輩出されたのか考えるのは、ちょっと先延べにした。一筋縄ではいかぬ、と分かったからだ。

 秋の紅葉真っ盛りにて、イチョウやモミジの色鮮やかなり。落ち葉踏みしめキャンパスを散策す。そこかしこにちと無駄ありいい感じ。ああ、娘の未来、どうなることやら…。

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2005年11月27日 (日)

北川フラム

「北川フラムさんの講演があるよ」
 と、昼食をとっていたら、相方が言った。

「どこで?」「青山ブックセンターで」
「いつ?」「今日の午後3時から」
「行けないよ、原稿あるから。それに予約とれないよ今からじゃ」
「電話して予約とれたら行くってことにしたら。行きたいんでしょ」
「そりゃそうだけどさ。う~む。予約とれたら呼ばれてるってことで、予約とれたらホントに行くぞ!」

 というわけで、講演の2時間ほど前に電話する。すると、まだ若干席に余裕がございます、という丁寧なご返事。ムムウ…。じゃあ、予約お願いします、と応える。そんなわけで、原稿をほっぱらかし、身支度をして、表参道へ向かった。

 建造中のガウディ建築、サグラダ・ファミリアで彫刻家として長年働いている外尾悦郎氏が来日中である。先日、北海道在住の彫刻家、原田ミドー氏からの電話で知った。
 外尾氏はその翌日、北海道にて講演をするのだが、講演前日のパーティでさっきまで一緒だったよ、というのだ。また、外尾氏の郷里である九州の美術館に、彫刻の石膏オリジナルを収蔵する計画があり、そのための来日であると、ミドーさんの話で知った。

 北海道と九州で講演をするのなら、きっと東京でもあるのではないかと、早起きの相方が検索していたのだった。
 検索すると、外尾氏の東京での講演は見つからなかったが、本日午後、青山ブックセンター(ABC)で私が反応しそうな講演があることを発見したらしい。「北川フラム」という名前が、確かガウディ関連書籍の著者名に載っていたはずだ、と。
 確かに、彼はガウディ展を日本で開催したときのメインメンバーである。その北川フラム氏と藝大のスター日比野克彦氏のトークショーを発見した、というわけだ。

 ABCで開催するということは、新刊本が出たということだ。その本は『希望の美術・協働の夢 北川フラムの40年』。4200円はちと高いが内容は濃いのでお買い得かもしれない。

 日比野氏は話がうまい。聴衆の趣味趣向をしっかりつかんで離さない。藝大生と藝大出身者で多分ほとんど固められた150席に座る聴衆を、何度も笑いの渦に巻き込む。それだけではない。先生らしい示唆にあふれた格言は、まるでゼミに同席しているようだった。
 北川フラム氏は人との出会いを大切にする面白い人。トークショーの後、北川フラムという名前を初めて知った書籍『ガウディを<読む>』(現代企画室 叢書・知の分水嶺1980's, 1984)にサインをもらい、少し話をさせてもらった。

 ちなみに、フラムという名前は本名。カタカナで戸籍に登録しているという。何語か忘れたが、両親のどちらかの母国では「先に進む」という意味がある、と説明していただく。「じゃあ、北川進さんなんですね」と言えなかったのが、心残りだった。

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2005年11月26日 (土)

失望と期待

■最近、写真を丹念にアップしてきたのは、ブログで見れる写真の可能性を確かめるためだった。
■しかし、もうダメかもしれん、という徒労感に陥っている。ブログにアップしている写真のサイズでは、自分が撮っている写真のうち、伝えたい写真をアップできないからだ。意図が伝わらない。伝えたいメディアが違う、と気がついたからだ。
■ブログにアップするために写真を撮っているわけではない。とはいえ、ブログにアップしやすい写真を意図的に撮ることもあるし、撮った写真の中からブログにアップできる写真を選ぶこともある。ときには、ブログで見やすいように写真をトリミングしたり、ホワイトバランスを変えたり、コントラストをいじることもある。
■ブログ上の写真をクリックすると、比較的大きな写真がポップアップするようにしてはいるが、そのサイズでもディテールがつぶれてしまう。イメージした写真とは違ったものになる。もう、ブログに写真をアップするのはイヤだ。そんな気持ちになっている。
■それは、きっとカレンダーのせい。B2サイズまで引き伸ばした写真の表現力は、すごい。

■友人のclariceさんが写真のグループ展『オトナLOMO展』を月末から開くが、とても楽しみにしている。なぜなら、彼女の写真は画面を通してしか見たことがないが、独特の魅力があるからだ。
■見ていると、「あらあ、私を待っててくれたのかなあ」とか、「あらあら、雨でこんなに濡れちゃって、でも気持ちよさそうじゃない、キラキラ地面さん。リラックスしてていいわよお」とか、彼女が被写体に話しかける言葉が浮かんでくるから不思議だ。
■画面以外のメディアにプリントされた彼女の写真はどうだろう。違った表現メディアへの期待を感じている。

■写真を見せる表現メディアとして、ブログに失望したが、別の試みに期待もしている。いや、いろいろな表現メディアに対応した写真を撮ることで、新しい面白さがひょっとしたら見つかるのかもしれない。

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土曜日は『野ブタ。』

■あちらの世界にいなくても、山ピー(山下智久)はかわいいとホントに思う。「野ブタ。パワー注入」という仕草は堀北真希のオリジナルなのか。あれも、なんともかわいらしい。
■テレビドラマを観てるくらいなら、原稿書けよ!と、スタッフに突っ込まれそうだが、水曜日の『相棒』と土曜日の『野ブタ。をプロデュース』は見逃せない。

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2005年11月25日 (金)

遠くを望み笑顔戻る

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<隅田川から江東を望む>

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<川を昇る遊覧船と遊歩道を川下に移動する青テントの住人>

 勤労感謝の日の翌日、木曜日の午前11時に編集者K嬢来訪す。編集会議である。彼女とは、そろそろ二年以上の付き合いになるが、水天宮の事務所を来訪するのは初めて。「水天宮前」という駅で降りたのも生まれて初めてだという。「キレイな部屋ですねえ」と彼女は言った。どうも、事務所然とした作業場を想像していたらしい。

 スタッフを加えた三人で打ち合わせの後、人形町界隈をざっとご案内。すき焼屋の老舗『今半』に流れ「すき焼御前」を全員で食す。2500円なり。ランチとしては値が張るが、仲居さんが付いてまかなってくれるし、夜の料金を考えると、非常に割安。霜降り肉は望めないが、肉肉しい肉もガツンと旨い。

 ちょっと豪華なランチの後、隅田川まで足を伸ばす。編集会議はけっこう疲れるのだ。すぐに執筆にかかれないのならば、何らかのリセットが必要になる、というわけだ。小春日和の川岸はほんのり温かい。かもめが気流に乗って気持ちよく飛んでいる様を裸眼で眺めていると、視力がにわかに回復してくる。

 遠くを見ていたら、「しんどいときは大笑い」という言葉が口をついて出た。

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四角い空

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<読売新聞社屋>

■東京の空はデコボコ四角。

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2005年11月24日 (木)

悪戯な光り

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<珈琲カップ>

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<グラス>

 小春日和な休日の午下がり。東急ハンズで仕入れた白木の合板テーブルの上に、グラスとカップをのせ、起き掛けの珈琲を飲む。
 部屋に差し込むまぶしい光が悪戯(いたずら)をする。言葉でうまく表現できない造形に混乱する意識。
 テーブルに反射する光りが目に痛い。

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不可解な置物

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■街を散歩していると、妙に気になる物体に出くわす。そのひとつが、幹線道路沿いにある箱だ。
■叩くと金属音がする。頑丈なはずだが、四隅が無造作にガムテープで補修されており、しかも、傾いたまま地面に固定されている。
■意図して傾けているのか。なぜ置き去りにしたままなのか。謎が膨らむ。誰がいつ何の目的でどのように使うのか、どうでもいいことだが、ぜひ見てみたい。

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2005年11月23日 (水)

祈り

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■休日の夕方にやってくる若い二人連れ。店じまい間近の夕暮れどきに駆け込むようにやってくる。安産を祈願する水天宮で何を祈っているのか。二人の祈りかなえ、と空に願う。

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戌の日は牡蠣

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■夜はうちで軽く「伊勢うどん」と決めていた。仕事がひと区切りしたこともあり、ちょっと気分直しに、昼は外食に出た。この時期は牡蠣、牡蠣、牡蠣である。牡蠣グラタンが『芳味亭』で手ぐすね引いて待っている。行かねばなるまい。
■洋食屋『芳味亭』は満杯だった。そういえば今日は戌(いぬ)の日。しかも、陽が差して温かく過ごしやすい。こんな日は水天宮に詣でる人たちが一気に増える。そして、昼どきとなれば大挙して、人形町界隈の食堂に人が流れていってくる。
■古い家屋の洋食屋では幼子が必ず泣く。ただ、その泣き声は、なぜかうるさく聞こえない。家に住みついている主たちに幼子が気がつき、話をしているかのようだ。“真っ黒クロスケ”とか見えているのかもしれない。
■食事を済ませて洋食屋を出ると、まだ昼どきを過ぎていないにも関わらず、「準備中」の札が下がっていた。
■して、その牡蠣グラタンとやらの味はいかに? それは聞くだけ野暮というもの。

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もう休んでいいんだよ

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「もう休んでいいんだよ」と、自分に言い聞かせ…。眠る。

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2005年11月22日 (火)

一番星、みーつけた!

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<空に茜(あかね)色差し始める水色の夕暮れ>

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<東京湾上に一番星が出る。金星かもしれない>

■夕空見上げ一番星が出るを待つ。雲が怪獣みたいだね。違うよ、背びれがないからワニさんだよ。羊さんはいないかな、などと子供と話す。
■かもめ群れ飛ぶ水色の空が、しだいに茜色に染まり始めると、にわかに天空がにぎやかになる。
■「一番星、みーつけた!」と、つぶやく自分に苦笑い。何年ぶりに口にする言葉だろう。子供の頃の自分と話をしながら、隅田川を今日も散歩する。

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2005年11月21日 (月)

山に帰りたい

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<日本橋浜町「ピーコック」そばで赤く色づく花水木>
 2005年11月21日(月曜日)午後

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リベット

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<清洲橋>2005年11月20日(日曜日)

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2005年11月19日 (土)

上野駅パンダ橋

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■2000年に完成した上野駅パンダ橋を初めて渡る。しかし、なぜパンダ橋? 上野動物園があるからか。

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建築文化を味わう午後

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<東京藝術大学美術学部の正門>

■土曜日の午後、上野まで出かけた。水天宮前から半蔵門線に乗り、大手町で千代田線に乗り換え、根津で下車。徒歩で十分ほどで着く。恥ずかしながら、この大学の門をくぐるのは初めて。家から30分ほどとは驚いた。

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<シンポジウム会場の食堂にあふれる人>

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<食堂はさほど大きくないが藝大らしい>

「吉村順三の現代的意味」
2005年11月19日(土)14:00~16:00
場所:東京藝術大学美術学部大浦食堂
 植田 実(建築評論家)
 藤森照信(東京大学生産技術研究所教授)
 松山 巌(小説家・評論家)

■先日、大学院に通う若い友人から建築展の紹介があった。今日、その記念シンポジウムを聴きにいった。出席する三人のパネリストの発言に期待。
■会場の食堂は満杯。150席の椅子席はすでに埋まっており、立ち見となる。50人ほど、いや100人ほど立ちっ放しだったようだ。シンポジウムは二時間。途中で退席したのは立ち見の一人だけ。
■藝大出身の小説家、松山氏が進行役。藤森氏と植田氏の話は興味深かった。藤森氏は相変わらず傍若無人だが、歴史家ならではの確かな建築のルーツやエピソードを披露してくれた。出版人である植田氏は、吉村順三の建築姿勢を広く世に示すためにも藝大出版部を作るべし、と出席者たちに発破をかけた。
■帰りは上野公園を抜け、日比谷線の上野から人形町に出て帰宅す。

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吉村順三建築展
 会期: 2005年11月10日(木)-12月25日(日)
 月曜休館
 午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
 会場: 東京藝術大学大学美術館

■吉村順三氏の建築展が年末まで開催されている。
■住み心地の良い家屋建築の歴史が分かる。
■メディアで紹介されると、“普通の”日本家屋として分類されてしまうが、住まいと人との関係をラディカルに考えた斬新な試みが随所に見られる。

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月が心を揺らすわけ

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月明かりを知ってか知らずか車が夜を疾駆する。
人生はこれからだ。楽しんで来い。と、誰か言う。

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母なる海に注ぐ川。ゆらゆら照らす月明かり。
いつまでも揺れてるわけにはいかぬはず。

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2005年11月18日 (金)

サイズが左右する画像

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<隅田川。青く照らされた永代橋の向こうは東京湾。>Click!

■見るサイズが絵柄を変える。このサイズで見せるなら、今朝アップした写真でなく、この絵柄。
■手前の橋の欄干にカメラをすえて撮る。手ブレも少しあるが、このサイズまで小さくするとアラは目立たない。

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三脚の威力

■日が暮れて隅田川におもむく。東京湾はすぐそこ。散歩道として舗装された河川敷には青テントが点在している。段ボール製の壁は濡れていた。
■今日は大潮。大きな輸送船が川を走り去るたびに押し寄せる波が、川岸で大きくはね上がり、白いしぶきをあたり一面にまき散らす。青テントは降りしきる小さな水玉でキラキラと光っている。段ボールはじっとりと湿りを帯び、ふやけたビスケットのように光りを鈍く沈み込ませる。
■坊主頭もしぶきと潮気でべったりだ。青くライトアップされた橋が気味悪い。堤防の端に三脚を立て、何度かシャッターを押した。

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<ISO-100 露出時間 0.6秒>

■同じ写真を原寸まで引き伸ばすと、橋に打ち込まれたリベットまでくっきりと見える。

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<橋の左側の部分を原寸で表示>

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2005年11月17日 (木)

ルナティックな日

■夜の満月
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2005/11/16 19:54 200mm ISO-100 1/400 原寸でトリミング

■朝の満月
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2005/11/16 03:54 200mm ISO-100 1/320 原寸でトリミング

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2005年11月16日 (水)

ルナティックな早朝

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■東京の午前4時はまだ暗い。書斎に入り窓を少しだけ開けると、冷たい空気が流れ込んでくる。地熱は快晴の空高く放射し、冷えきった大地が秋の終わりを告げている。
■なぜか西の空がほんのり明るい。カーテンを引くと大輪の月が見えた。なぜ人は月に見惚れるのか。ビルの屋上に満月が落ちていくまで、じっと眺め、何をか考え、シャッターも何回か押した。
■午前4時35分に月が隠れると、しだいに空から明るみが消えていく。夜明けにはまだ時間があるようだ。

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2005年11月15日 (火)

月満ちて頭丸める

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<ISO-800 1/8秒 F/6.3 焦点距離50mm 手ブレあり>

11月16日午前9時58分に月が満ちる。満ちた月が見える夜は今日15日と明日16日の二日間。午後、満ちる月をながめる前に頭を丸め、月見豚骨ラーメンを食らう。夜、見えたのは、月に薄白く照らされた雲だけだった。

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<ISO-400 20秒 F/20 焦点距離30mm p.m. 8:52>

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肩こりマウス

 最近、肩こりに悩まされることがない。その原因は何かと考えた。

 肩こりが激しかった頃と比べて、現在の生活スタイルに変化はない。仕事も以前とほぼ同じ。コンピュータに向かっている時間も変わらない。ストレスを抱え込むようなナイーブな神経は元々ない。ただ、ひとつだけ変えたことがある。それは、マウスを使わなくなったことだ。

 メインマシンをデスクトップからノートパソコンに替えたとき、マウスもはずした。ノートパソコン本来の使い方でどこまでやれるか実験したかったからだ。マウスがなくなって机の上はスッキリ。とはいえ、タッチパネルでの操作には本当に不便を感じた。何度マウス君に登場を願おうとしたことか。
 たとえば、範囲指定するとき。まず、始点にポインターを移動する。左手でクリックボタンを押したままの状態で、今度は右手を使ってタッチパネルの上で指を滑らせ終点を決め、左手で押さえていたクリックボタンを離す、という手順で範囲が指定される。それまで片手でできていたことが、両手でないとうまく操作できないというのは、非常に不便。写真をトリミングしたくても、操作が面倒でやめたこともあった。
 たとえば、ポインターを移動するとき。たとえば、ウィンドウを切り替えるとき。マウスであれば手首の動きだけでササッと敏速に移動できたのに…。不満はたまる一方だった。

 とはいえ、慣れとは恐ろしい。両手を使う操作にしても、手首を浮かした状態でタッチパネル上で指を滑らせる操作にしても、慣れてくると不便を感じなくなってくる。高い精度が必要な操作ができて熟練度が上がったりすると、かえって快感を覚えたりするようになるから恐ろしい。
 そんなこんなで、マウス君と決別してほぼ三ヶ月。肩こりがない。マウスと肩こりに因果関係があるかどうかは定かでないが、いくつかの事実は確かにある。両手を使う機会が増えたこと、手や手首の動きが自由で固定されないこと、タッチパネルを滑らせる指先が刺激されている、などなど…。

 ただ、「肩こりマウス」というタイトルはお世話になったマウス君たちに対して、ちょっと気の毒かもしれない。

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2005年11月13日 (日)

七五三

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 久しぶりに二日間とも晴れ上がった週末の東京。気温は下がり日差し弱く、コート姿が目立たなくなってきた。夕方から多摩川べりを歩くつもりも予定変更し近場を散歩す。七五三でにぎわう水天宮の空に風船が飛ぶ。

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2005年11月12日 (土)

目覚めれば青空

目が覚めたら快晴。早朝の土砂降りがウソのようだ。

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こなす、粉す、粉れる

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 土曜日の東京には早朝から冷たい雨が降っている。

IMG_20051109_046d 先日、玄関先を占領していた厚紙円筒を、友人や知人に、冊子小包にて125本発送した。友人・知人へのまとめ発送はこれで二度目だ。
 執筆スケジュールが混んでいたため、二度目の送付はもっと遅くなると思っていたが、スケジュールがゆるくなったお陰で、遅れていた発送を前倒しにすることができ、ほっとしている。
 カレンダーは今年で4回目だが、毎年サイズを変えているため、梱包する形態も方法も毎年違う。そのため、毎年初めて経験する梱包作業となる。一本目の梱包から“こなれた作業”はできない。
 今回は工程が入り組んでいるし、カレンダーの数も多いため、力技では追いつかない。ちょっと大げさな言い方だが、一発芸の“こなし作業”から愛は生まれない。
 そこで、梱包する作業を何回か練習し、問題を明らかにした上で作業の順番を決め、段取りを決めた。

 段取りどおりに作業を進めれば、時間にゆとりができる。ゆとりができれば、友人や知人の顔が浮かんできたりして楽しくなる。そんなふうに楽しんでできると、受け取る側にもその気持ちが伝わるかもしれない。その程度のことは送る側の礼儀だろう。なにせ、カレンダーを受け取る側は、自分の好みのいかんに関わらず受け取らねばならないからね。

 作業を“こなし”てはいけない。と、先輩から口酸っぱく言われた。かたまった土を粉状にすること、つまり「粉す」が「こなす」の語源だ。いい言葉だが、自分の力の及ぶ範囲内で、時間と労力に見合った結果を成し遂げるのでは先はない。昨日の自分とは違うところにある力を発見して使え、と先輩は言った。そうして、“粉れた”文章を書け、と。

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2005年11月11日 (金)

技術が嗜好を刺激する

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 <秋葉原:神田川?>

 秋葉原までは自宅から徒歩で往復一時間弱。散歩するにはちょうどよい距離なので、秋葉原まではよく歩く。

 今日も午後から出かけ、秋葉原で油を売り、夕暮れて帰宅す。秋葉原、岩本町、小伝馬町、人形町と歩く。今日は金曜日。仕事から開放された表情で駅に向かう人たちとすれ違う。ゆっくり歩く人も足しげく歩く人も、週末の休日へ向かう期待感に満ちた表情をしている。今夜は、秋葉原近くを流れる神田川(だっけ?)周辺では、夜遅くまで宴が開かれるに違いない。

 秋葉原「ヨドバシカメラ」にてコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を物色す。主な用途を3つに絞り優先順位をつけ、お目当ての機種もウェブやカタログから3つに絞りこんでいた。さあ、あとはちょっと触って確認したらササットと購入し、とっとと帰宅して仕事しよう。そう思っていたのだが…。

 そんな目論見は、現地に到着して30分もしないうちに、もろくも崩れ去ってしまった。

 実際にお目当てのカメラを触ってみると、「帯に短し襷(たすき)に長し」という結果に。たとえば、メモ帳代わりにちょうどいいと思っていた最有力機種が、思いのほか分厚く重量感があり、アウト。ここから右往左往が始まってしまった。

 二番目の優先順位に合致する機種はレンズが回転するカメラ。触ってみると、仕様の割りにサイズが大き過ぎる。この仕様なら30%は小型化できるはず。スカスカ感にメーカーの意気を感ぜず、候補から外す。三番目の優先順位は液晶ディスプレイが回転するタイプ。お目当ての機種は、ディスプレイが小さ過ぎて表示が見づらく、老眼には不可。

 それじゃあ、一眼レフのバックアップになる若干高機能のカメラはどうか、と確かめる。これはと思っていた機種は操作が複雑過ぎるし、ズームの際にレンズが飛び出し過ぎて美しくない。ううむ、これじゃ多分どれも愛せない…。撃沈である。

 しかし、あきらめ切れぬ。しかたないので、片っ端から触りまくってみることにした。一眼レフのブースとコンパクトのブースをそれからいったい何回行ったり来たりしたんだろう。その結果、手の中に納まりのいい妙にかわいらしい機種や、ズームはいまいちだが手ブレや追尾、生活防水に特化した薄型の機種など、最終的に3種類に絞り込むことができた。

 技術革新が激しい世界では技術が用途を刺激する。利用する側に明確な用途はあっても、技術はその先を走っていることがある。技術が新しい用途や嗜好を生み出し、利用者を刺激する。

 東京は今夜から急に冷え込んできた。

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 <秋葉原:昭和通り>

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2005年11月10日 (木)

音を言葉に

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  <日向ぼっこする鼻欠けブタ“ミュー”君>
   写真の縦横比を黄金分割にトリミング

「ボローニャの午後」“Tardes de Bolonha”(マドレデウス)
 “ズンチャッチャ、ズンチャッチャ…”とバンドネオンが3拍子のリズムを刻み始めると、そのリズムに乗って感情のラインをなぞるようにオーボエが旋律を奏でる。香るようなオーボエの音に気持ちのひだが顔をのぞかせ始めると、ギターが旋律をやさしくかき鳴らす。感情のひだを愛撫するように。リズムを刻み続けるバンドネオン。
 いつ終わると知れない音の波に身をまかせていると、時の流れを忘れる去る。体が揺れ感情が踊るボローニャの午後は、こうして暮れていくのだろうか。

 今朝は早起き。東京の午前五時はまだ暗い。仕事にちょっと疲れたので、言葉遊びする。三拍子でも悲しげに聴こえてしまうのはなぜだろ、と、朝からまたマドレデウスの器楽曲を聴いていた。音楽を語る言葉がほしい。

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2005年11月 9日 (水)

締め切り天国

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    <マンションの踊場も青い日だった>

 昨日、火曜日も晴天。遠出はひかえた。
 スケジュールを正常化してもらい、本当にありがたい。締め切りがないと原稿は仕上がらないが、余裕をもった執筆は遊び心が文章の中にヒョコヒョコと現れていい感じになるからだ。
 先週末は、あきらめていた野球の試合にも出場することができた。遅れていた知人へのカレンダーを送る作業を毎日の課業のように少しずつ進め始めている。
 大学院に通う友人が関わっている展覧会にも予定を立てて行ける。19日の「東京藝術大学美術館」での記念シンポジウムを聴けるのは嬉しい。なにより、普通にカメラを持ち出してシャッターを切れるのがいい。ご無沙汰しっぱなしのなじみのバーにも行けるだろう。家事も手伝える。いろいろできるはず。
 時間に余裕ができたからとはいえ、執筆する時間が増えるわけではない。それ以外の時間の過ごし方が原稿の良し悪しを決める、と言ってもいい。すべての行動は執筆するためにある、なんて言葉は遊び人の方便だろう。余裕をもらって、少し調子に乗り過ぎているようだ。気をつけろ!

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2005年11月 8日 (火)

東京下町の秋晴れ

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昨日、徹夜明けのまま外出す。強い日差しに網膜が日焼けして残像がくっきり。浜町の明治座から銀行をまわる。

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ランチどきの人形町交差点あたりには、ときおり人が歩道にあふれ、ときおりまばらとなる。ランチを食べにいそぐ人。店に入って落ち着いている人。ランチを食べ終えゆっくりとした足取りで会社に戻る人。平和な月曜日のひるどきだった。

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飛び込みで入ったイタリアン・レストランは当たり。『スプーン』という地下の店で「牡蠣とほうれん草のクリームスパゲティ」を食べる。外食は一ヶ月ぶりだろうか。うちにしてはめずらしい。人形町通りを抜け帰宅す。みな気持ち良さそうに歩いていた。濃い影も楽しそう。

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円筒形と秘数3

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 今朝は早起きして、ひと仕事。まだ八時前だ。
 昨日届いたカレンダー用の新しい円筒がちょうど百本。円筒は厚紙製で直径が七センチ、長さが五五センチある。円筒が入ったどでかい段ボール箱が玄関先を占領していたので、段ボールから円筒を取り出し、奥の棚に整理して乗せた。それが、目覚まし仕事となる。
 数本抱きかかえて移動したがスマートでない。起きがけのボケた頭でも朝から力技はいかん、と自己チェックが入る。円筒を三本まとめて輪ゴムで止めると、ピッタリと安定した。しかし、玄関から奥まで移動する回数が増えてイヤだ。じゃあ、ということで、輪ゴムの中に円筒を突っ込んでいくと、若干のあそびはあるが、七本入れたところでまた安定した。
 七本の構造をよく見ると、真ん中にある一本を中心に外側の二本を合わせた三本で安定し、それがぐるりと三回まわっている。三本の安定構造を三回繰り返しているというわけだ。これもハニカム構造というんでしょうか? 一人を中心に6人が集まると安定するってことでしょうか。「七人の侍」とか「七人の刑事」とか、そのあたりから来てるんでしょうかねえ。
 人の記憶に残りやすい数は、3と7と言われている。なぜそうなのか諸説あるが、どれも決め手に欠ける。理由はよく分からないが、「今日の話は3つあります」なんて、よくプレゼンとか朝礼とかで使ったものだ。電話番号にしても7桁の頃は覚えやすかったしなあ。
 というわけで、時間はかかったけれど、面白いひと仕事の終わり。昨日に引き続き、東京の最近の天気としてはめずらしく、二日連続でカラリと晴れそうだ…。

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2005年11月 7日 (月)

まだ飲んでるのか…

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 訳が分からぬ事態に陥ったときは、ひたすら飲め。かっこいい自分と情けない自分とごちゃまぜに向き合って、ひっからまったしがらみの糸を一本ずつ引き抜き、素直になるしかないだろ。飲めなくなるまで飲めばいい…。
 楽しそうにワルツを奏でるアコーディオンが悲しく聞こえるだって? おまえ、何言ってんだ。ひたすら飲めとは言ったが、東京の空はとうに白んできてるぞ。今日は月曜日、わかってるだろ。もうすぐ仕事に行く時間だぜ。
 珈琲でもいれてやるよ。それで一週間またなんとかやりすごせ。

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2005年11月 6日 (日)

壁と話す

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 地球は太陽系にある9個の惑星のひとつ。太陽系は直径は10万光年の渦巻状をした天の川銀河にある。宇宙は数千億の銀河でできており、それを構成する物質の96パーセントはダークサイドにあり不明だという。
 週末の夕暮れ、外を見ようと窓をあけた。ベランダを保護する壁が妙に美しく見え、シャッターを切った。
 経験値を上げてもたかがしれている。目の前に写るものの美しさを知り、身の回りにいる大切な人たちをいつくしみ、朝な夕なに揺れる気持ちを素直に受け入れ、日々の暮らしをまっとうするだけでいいじゃないか。すべてを分かろうなんて、おこがましいぞ、と思う。とはいえ、勉強したり訓練したり、自分のやりたい気持ちや行動まで否定するつもりはない。

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2005年11月 5日 (土)

響きあう鐘

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<ENTREACTOは劇の合間に楽しめるほど短くカットされた葉巻>

 日本の劇場では敬遠される葉巻の香りだが、バルセロナではあまり問題にならない。欧州では嫌煙権を主張する声は日本よりも大きい。それでもなおタバコがなぜかの地で受け入れられるのか。
 それはタバコを吸うマナーだけでなく、タバコの煙が高い天井に吸いこまれ消えていく建築物の構造にもある。カラッと晴れ上がった地中海の青い空のおかげかもしれない。そういえば、現地でタバコ臭くて嫌な思いをしたことはほとんどない。愛煙家でもタバコ臭いのはイヤなのですよ。
 何をもってよしとするか、ちょっと話が飛躍しすぎるかもしれないが、それはタバコに限らず人の気持ちでも同じ気がする。響きあう鐘はあるしきい値に達すれば条件が悪くても響きあうのだから。

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監督の独り言

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みんなリラックスしとる。今日もいただきかな。ほな、いきましょかあ。

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いきなり、打ちよるかあ、ヒベナベ。

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今夜はダブルヘッダー2連勝か。打ちすぎやで、みんな。でも、まあそれがなりゆき。ちょいと一服させてもらいます。勝っても負けても、球で遊べる楽しさは変わらんけど、やっぱり勝ったあとの酒は旨い。勝ったり負けたり、いつまで楽しさ続くかのお…。

監督、ご苦労さまでした。

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2005年11月 4日 (金)

井戸のある街は危険?

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 日本橋にはいたるところに井戸がある。うちのマンションの裏にも防災用井戸があり、黄緑色に変色したポンプがある。試しに取っ手をギーコギーコと何度か押すと、勢い良く蛇口から水が流れ出てきた。飾りものではなく、ちゃんと現役で機能している。
 こんな都会のど真ん中に、昔ながらのポンプがたくさん残っているなんて、ちょっと驚いた。井戸の周りに集まって洗濯しながら世間話する地元のおばさんがいてくれたりしたら面白いが、そこまでは望めない。マンションの裏や路地の奥でポンプを見つけると、ちょっと嬉しく、そんな所で生活していることを誇らしげに思ったりする。
 とはいえ、そう喜んでばかりもいられない。
 それは地球温暖化の影響だ。温暖化で海の水位が上がれば上がるほど、地下水が海に流れ込む放水口にかかる海水の圧力が増す。そうなると地下水が豊富に蓄積される。地下水の層が厚くなった地域は、地震が発生すると、地盤や地質によって程度の差こそあれ、液状化現象を起こしやすい危険地帯になってしまう可能性が高くなる。
 井戸やポンプは危険信号ということか。それはちょっとイヤだな。

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2005年11月 3日 (木)

腹で撮る

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■ファインダーをのぞかないで撮る写真のほうが、ドキッとすることが多いのはなぜだろう。

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■ファインダーをのぞかないで撮らないと、シャッターを押せないときがあるのはなぜだろう。

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■なぜだろう。たいして見所があるとは思えないこんな写真にドキッとしてしまうのは、これらの写真が撮ったあとに初めて見る画像だからか。ねらって撮っていないからか。ねらっても撮れないからか。よく分からない。
■確かなことは、カメラを顔の位置まで抱え上げファインダーをのぞきこみシャッターを押していたら、こんな写真は撮らない、ということ。ひょっとしたら、一眼レフカメラが嫌いなのか。
■確かに、ファインダーの隅から隅までねらってねらって計算して撮ることはある。クライアントから依頼を受けて撮るとき。その時その場所では二度と撮れないと強く感じたときは、出来栄えをしっかり予測して撮る。しかし、ねらわずに撮った写真のほうが面白いことのほうが多いのは、なぜだ。
■よく分からないままだが、両足踏ん張って被写体に正面から向かい合い、ファインダーを見ないでシャッターを押す、腹で撮るという行為は当分続きそうだ。

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混在する街

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 <日本橋蛎殻町 午後3時 水天宮とトルナーレ>

■日本橋浜町に『トルナーレ』という背の高いマンション兼オフィスビルが最近できた。ビルの一階に入っている中堅のスーパーマーケット『ピーコック』は夜11時まで営業。多忙なビジネスディンクスたちだけでなく、周辺の主婦たちにも喜ばれている。
■浜町の隣りには兜町がある。東京証券取引所を中心に証券会社や銀行などの金融機関がひしめいている。浜町は隅田川に面し、その川べりに読売新聞やIBM、ソフトバンクといった情報系の大企業が建ち並んでいる。仕立ての良い背広族たちが仕事をする界隈なのだ。
■浜町と兜町に挟まれた下町、人形町や蛎殻町にはまだ路地がたくさん残っている。夕方になると背広族と近くの主婦たちが路地にどっと押し寄せる。ある者は昔ながらの小さな八百屋や漬物屋で買い物をし、ある者は路地のあちこちに点在するマッチ箱のような小さな飲食店に吸い込まれていく。誰でも分け隔てなく受け入れる街らしい。
■新旧ごっちゃに入り混じる、そんな街では景観に統一感を求めるなんて野暮なこと、なのかもしれない。

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2005年11月 2日 (水)

朔日に刈る

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 <日本橋小舟町近く交差点 頭を刈って腹で撮る>

■今日は新月。月は見えないが天空にはある。新月は朔(さく)ともいう。朔日(さくじつ)は朔日(ついたち)とも読む。陰暦では月の始まりのこと。聞いたところによると、新月の翌日か翌々日、月が細く立つように見える日、「月立つ日」が「ついたち」に転じたという。とにかく、今日、十一月二日から月が満ち始め、十六日に満月をむかえ、十二月の一日にまた新月が巡ってくる。
■新月と満月の日が来ると、ルナティックな引力が強くなるせいで頭がかゆくなる。そんな因果関係なんて眉つばものだが、自由にピンピンと伸び盛った頭髪をバリカンで一様に刈りそろえると、顔の表情も切り替わり、気持ちも更新されることは間違いない。
■スタッフが出版社とやり取りしてくれていた。書籍の発行日が適正な日に延期されたらしい。落ち着いて無理なく執筆できる環境をつくってくれた編集者とスタッフに感謝したい。
■朔日(ついたち)に頭を丸める儀式は、名実共に始まりの日となった。反省しているようにも見えなくもない。

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2005年11月 1日 (火)

銀座でカメラ修理

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  <銀座四丁目交差点 服部時計店 午後零時22分>

■カメラを修理してもらいに朝いちで外出。日陰は冷たいが陽ざしは鋭く、坊主の頭皮にジリジリ染みる。
■『キヤノンサービスセンター銀座』は昭和通りからふた辻入ったビルの二階にあった。「これはありえないなあ」と言うベテランの技術者。「シャッターの天板が外れるなんてねえ。いや取れるんですけど、5Dって出たばかりだしねえ」
■私に心あたりがないわけでなかったが、年配の担当者は何もこちらに問うこともなく、保証書の提示を求めるわけでもなく、「お座りなってお待ちになっててください」と、カメラを持って奥へ消えると、五分ほどで戻ってきた。
■「天板をしめておきましたので、もう外れないでしょう。ミラーにうっすらキズがついていたので取り替えておきました」と、何回かシャッターをカラ打ちして見せ、どうぞ、と私に渡すと、「そちらのお待ちのかたどうぞ」と、彼は言った。
■銀座を少し散歩し、「ニューメルサ」七階にある『皆美』で久しぶりの鰻まぶし。早い昼食なのに食べすぎた。腹ごなしに築地から京橋を抜け徒歩で帰宅す。

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火星人

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■昨夜、火星人に会った。確かに夕暮れ時に柿色の火星が北の空で輝いていた。■とはいえ、本当に火星人に会うとはねえ…。三人は浜松町地下二階の飲み屋で、あり得ない遭遇に顔を見合わせ、酔いしれたのだった。

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