修復不能HD
■昨日、何の前触れもなくデスクランプの電球が切れました。電球をのぞくと、切れたフィラメントが悲しそうに見えました。
■先日、何の前触れもなく逝ってしまったハードディスク君は、自分の異常に気がついていたのでしょうか。異常を知りつつ悲鳴をあげる手だてもなく、悶々とした日々を送っていたのかもしれません。もし、そうだとすると、つらい思いをさせてしまい、不憫でなりません。
「あれっ何で止まるわけ?」
と、彼自身にとっても突然のできごとであったと思いたい。一瞬のうちに逝ってしまったことを祈るばかりです。どうせ切れるなら…。
■結局、壊れたハードディスク君を救うことはできませんでした。異物混入による不具合という検査結果は、ハードディスクを復旧する作業へ向かわせることができず、一年間あった保障期間内にも関わらず有償で新しいハードディスクへ交換されました。
■不注意で長期間バックアップをとっていなかったデータはすべて消えました。とはいえ、幸いなことに、仕事に大きな支障はありません。執筆したデータは消えましたが、そのデータは次の工程を進めたスタッフのPCに移されていましたからね。
■ただ、失ったものも大きいです。
■一番残念だったのは、年末から三ヶ月間ほど撮りためていた写真です。整理してアルバムをいくつか作り、ウェブにアップする矢先だっただけに、友人たちに義理をつくせず残念でなりません。男の料理を細かく書き残してきた記録や、ガウディに関する書籍について書いた20冊分の書評なども書き直し。
■困っているのは、カレンダーを注文してくれた顧客データベースや、少しこじれてしまった関係を修復しようと整理していた友人とのメールや、会員番号やパスワードを記した重要事項ファイルがなくなってしまったことでしょうか。
■ハードディスクが新しくなったPCが今日、届きます。アプリケーションをインストールしたり、メールのアカウントを設定したり、今日は丸一日、PCの環境設定で暮れそうです。
■今回、対応してくれたVAIOサポートには総じて感謝していますが、心ない言葉を発しなければ対応できない担当者を気の毒に思い、組織的な責任回避システムが完備されている企業に対して大きな信頼感を感じた反面、少なからず失望しました。
■とはいえ、得たものも大きいです。これまでバックアップを取ってきたデータがあるので、なんとか先に進むことができますし、これを機会にいろいろと、仕事もプライベートも、動き方を変える決断ができましたからね。
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