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2006年11月23日 (木)

小春日和は外回り

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           <日本橋浜町>GR-Digital

二日続いた小春日和も今日で終わり。夕刻から急に冷え込んだ。四日連休が始まる明日からは、天気が崩れるらしい。

今日は外回り。徹夜のまま午後いちで日経BP社を訪問す。仕立てのいい服を着たビジネスパーソンたちが、白金のタワービルに吸い込まれ、吐き出されてくるさまを見ながら、一階の広い玄関で編集長を待つ。玄関先に立っていると、何人かの目ざとい編集者は「あら、久しぶりですねえ!」と声をかけ、立ちどまり、話をしていく。

忙しく外出していく知った顔と目で挨拶をかわしながら、大多数の見知らぬ人たちの視線をやりすごす。白金のビルには、BP社以外に外資系の保険会社なども入居している。目の前を通り過ぎる背広族やハイヒール族たちは、多分これっきり一生会うことはないだろう。人と人のつながりには、どうしようもなく濃淡が存在する。複雑なつながりの濃淡を感じながら、話をしていたら、少し人当たりしたのか、めまいがした。

まもなく、編集長がやってきた。

近くのフランス風家庭料理屋にて、T氏と三人でランチを囲む。これまでの仕事の反省会と、連載記事の内容を決定したり、来年にやるべき仕事を確認したりする。話を終えると、タワービルに一緒に戻り、4階の受付で入館証なるものをもらう。

入館証を胸ポケットにさし、編集長と11階へ。この階にはコンピュータ系雑誌の編集部が集中している。各部署は壁で区切られておらず、ワンフロアぶち抜き。そのため、全体を見渡すことができる。複数の編集部を訪問するときは、カンタンでよい。

それから8階へ降りる。その階にはオンラインやビジネス系の編集部がある。まず飲み仲間であるW氏のもとへ。真剣な表情で仕事をしてるさまが頼もしく少し笑う。お目当てのI女史が、フロアの向こうで手を振っているのが見えたので、さっそく彼女のもとへ。これから大切な取材で外出するらしく、フェミニンな正装に化粧直しを終え、準備万端だった。ファンデーション、ちょっと濃くなったかな…。

彼女の机の上を見て驚いた。それはチラッと見えた一通の葉書。ある大物タレントから届いたもので、そこには丁寧な感謝の言葉がしたためられていた。私は二年間ばかり彼女に編集を担当してもらったが、あのような言葉をかけたことはない。彼女の仕事振りは以前も今も変わらないはず。あのような言葉をさりげなく葉書に書いてよこせるのが、大物であることの真骨頂なのだろう。及ばないことを非常に反省した。

編集長が同行してくれたおかげで、いろんな部署に散らばっている二十人ほどの編集者たちと話ができた。なんと、効率がいいことか。とはいえ、情報セキュリティが強化されているため、各フロアの出入口は、IDカードがないと出入りできなくなっている。

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