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2006年11月 9日 (木)

便器のふた

少々お下劣な話で申し訳ないが、「立ち小便は不潔きわまりない習慣だから、止めるべし」という話が、宴会で盛り上がったことがある。

お小水というものは、わずかに螺旋を巻きながら放物線を描いて落下する。そのため、狙いを定めた放水ができる、と思われがちだが、実際はそうではない。かなりの飛沫を周囲に飛び散らしている。その範囲たるや、2メートル四方に及ぶらしい。だから、立ってことに及ぶのは、不潔きわまりない習慣である、というのだ。

なぜか私の友人や知人には、女子高や女子大出身者が多い。とてもいい奴ばかりなのだが、「男子は不潔だ」「男子は小便の後になぜ紙でそこを拭かない」などと、私はときとして、男性の代表として、横目で非難を浴びせられる。勘弁してくれい。

洋式トイレが普及し、ウォシュレットといった洗浄便器が当たり前になってからは、立ち小便をする機会が減り、トイレットペーパーのお世話になる男性諸氏も確かに増えている。

じゃあ、便器のふたはどうだ。ふたを閉じないと不潔になる。とはいえ、ことに及んだあと、閉じないままにしておく、という女性も多かった。「ふたを閉じると、お金が逃げないらしいよ。だって、運(うん)がたまるから」と、冗談半分に言ったことを覚えている。

そんな、まことしやかな話を、ずっと励行していた友人を私は知っている。昨日、彼女から「宝くじが当たったのよ。大した額じゃないけど、これまでで最高額なのよ」という連絡が入った。

何かおごってくれい。

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コメント

男子の悩みは深いのですね。わたしは女系家族で育ち、男性と同居していた経験が、結婚するまでまったくありませんでした。頻繁に訪ねてくるのと同居ではまったくちがうなあ、と思ったのがトイレです。

…トイレってこんなに汚れるものだった???

男子と同居して、数日経ったときの驚きでした。kawaさんの日記を拝読して感慨を新たに致しました。

ところでトイレのふたですが、自宅のトイレは閉めますが、外出先の共同トイレでは迷います。というのは、自分が入ったとき、もし閉まっていたら開けるのが(いろいろな意味で)気持ち悪いから。映画館とか劇場のトイレ、いっそふたがついていなければ迷わないのに。昔はフタなしのトイレが多かったのになあ。

投稿: negi | 2006年11月 9日 (木) 23時40分

negiさん、私も同じ理由で、外出先の共同トイレでは便器のふたを開けて出ますね。友人宅では閉じるかな、……閉じますね。立ちションもなし、だな。

投稿: kawa | 2006年11月10日 (金) 01時38分

私は、洋便器でも立ってやります。

但し、大便と一緒にやる時は、あります。

下品ついでに、小便と大便を同時にやることは、欧州人にはできないと聞いています。

ある本で読んだか、ある日本人が、欧米に行って、たまたまその話になり、相手から「そんなことできる訳が無い!」と言われ、賭けをし、実際、便所に行って、(どういう風に確認したかは知りませんが‥、)実践して驚かせ、金をもらったと聞いています。

日本人だけなのか、アジア人もやれるのか、また、現代の若い人は、別々なのか分かりませんが、私は大便をやる時は、ほとんど同時に小便も出ます。

投稿: mohariza | 2006年11月11日 (土) 02時32分

moharizaさん
その武勇伝は、ミッキー安川ですね。ずっと前に私も本で読んだことがあります。『ぶうらい坊留学記』という本みたいですね。読んだ当時は、へえ、そうなのか、と感心したものですが、実際は個人差があり、いろいろらしい。そんなことまで賭けちゃうという馬鹿な行動は、その結果より、なにがなんでも生きてやるという力を伝えたかったんじゃないか、という気がします。

投稿: kawa | 2006年11月11日 (土) 09時09分

便器の蓋には「便ブタ(ベンブタ)」というパーツ名があります。
開け閉めするものなので「取っ手」があればいいのに、と自宅以外のトイレでは思います。
しかし、飛沫範囲はそんなに広かったんですか。やはり動物のオスとしてのマーキングの名残なのでしょうか?

投稿: dillo | 2006年11月14日 (火) 20時23分

dilloさん、するどい! マーキングの名残だという説が有力らしいですよ。それにベンブタに取っ手がないのは、開け閉めする用途を考えてないからでしょうか。取っ手があると不潔になりやすい、ってことかも。ま、取っ手がなくても、使えますけどね。

投稿: kawa | 2006年11月14日 (火) 23時45分

私とバルセロナの田中氏との投稿を引用、

『私は、田中氏の「動物は自分のテリトリーをマークする為に尿をまき散らすとか躰をその当たりこすって体臭でマーキングする。」世界を、嗅覚を原始時代から較べると、ほとんど忘れてしまった人間が感覚的に理解できたなら、世界がどのように見える(感覚的に感じる)のか?想像しようとしたことがありますが、やはり実感的に構築は出来ませんでした。

レモンの味は、レモンの味を知らない人間には理解できず、しかし、人間の5大味覚を触発する「酸っぱい」の中に入るものとしか言えないと思います。
また、香水世界は、人間が原始からの動物しての体臭を嫌い、動物社会から離れてしまおうとする現象と思います。(実は、使われている材料は、ご指摘のように、動物のフェロモン等を使って、人間の動物の本能をくすぐるようですが・・。)』

人間のオスが、外で電信柱等があった場合、立ちションをしたくなるのは、動物時代のマーキングの本能かもしれませんね。

投稿: mohariza | 2006年11月16日 (木) 02時26分

moharizaさん
電信柱に立ちションは、とんと御無沙汰です。動物時代のマーキングの本能は、健在かもしれません。
そういえば、バルセロナの田中氏も動物的な感覚の鋭い人ですね。今日は田中氏は不在でしたが、彼の協力者の方々と丸一日打ち合わせでした。

投稿: kawa | 2006年11月17日 (金) 02時47分

和式便器にはフタがありましたよね。そして取っ手も。取っ手というか「つまに」が大きくなった様なものだった記憶しています。
(ウチにはなかったのですが、改築前の祖母の家にあったのです)

投稿: dillo | 2006年11月21日 (火) 01時04分

「つなに」>>「つまみ」

投稿: dillo | 2006年11月21日 (火) 01時07分

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