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2006年12月 5日 (火)

ちょっとした気づかい

たいめいけん』という老舗の洋食屋で初めて「たんぽぽオムライス」なるものを食した夜、プリプリとはちきれそうで、しかもフワフワと柔らかそうで、触らないではいられない、でも触ってはバチが当たりそうな、そんな赤ちゃんの写真が添付されたメールが、受信トレイに入っておりました。

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「8月に孫が誕生しました。(男の子です)」

と、言うじゃないの! 嬉しくてたまらん、という気持ちのこもった写真は、中学校の同級生からなのでした。

「おめでとう!」

というメールをすぐに返信できなかったくらい、非常にショックを受けてしまったのであります。「あいやあ、オレって、まだ自分の子供、あきらめてないのに、そんな歳だったのか」とね。しかしながら、確かに、そうなのだ、あーたはそんな歳なのだ、と実感したのでありました。しかも、その孫の顔たるや、あいつにソックリときてる! 疑いの微塵も無し、なのですよ。髪の生え具合いといい、気の強そうな切れ長の目といい、まんま、なのですよ。

とはいえ、私は18歳までの彼の顔しか知りません。彼が大学受験する直前に会ったきりなのですから。それから三十年以上会っていないのです。

あれから毎年、ずっと暑中見舞いや年賀状で挨拶をかわし続けているうちに、彼は大学を卒業し、就職し、結婚し、子供を得、日本を代表する世界企業を担う人材として組織を引っ張り、そして、先日、孫が産まれたぞ、とメールを送ってきたのでした。

メールや郵便はとても便利なツールです。助かってます。でも、実際に生きてきた実人生を一瞬にタイムトラベルさせ、時間を圧縮してしまう残酷なタイムマシンとも言えます。いやいや、そうじゃないですね。郵便やメールという通信手段があればこそ、ヤツとずっとつながり、ヤツにそっくりな愛らしい孫の写真を見ることができたわけですからね。

メールを悲しいツールにしてしまうのは、自分の生活圏から少しだけ離れた大切な人たちを、日々の暮らしに追われ、つい置いてけぼりにしてしまう、自分の中にあるちょっとした気づかいのなさなのでしょう。

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コメント

この記事には最初、赤ちゃんの写真をはりつけていました。肖像権が気になったのですが、あまりにもかわいらしいので、短期間だけアップしようと思っておりました。翌日に削除しようとしたら、できない…。
このブログ(ココログ)が長期のメンテナンスに入ったためです。5日(火)の午前中から7日(木)の午後まで更新できませんでした。前もってメンテナンスの知らせはあったのですが、二日以上更新できないのは、ちょっと長すぎる気がするなあ。夜中に何回かに分けてメンテナンスできないものだろうか。メンテナンス終了後に、すぐ写真を削除しました。
それに、コメントも書けないってのは、困ったものです。誰か迷惑をこうむってないといいんですが。

投稿: kawa | 2006年12月 8日 (金) 04時10分

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