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2007年5月30日 (水)

53円の幸福

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「ファミマ」で売ってるこの「最中」。『とらや』のそれとは比較しようもありませんが、なぜか旨いのです。チクロとかミツゲンといった化学甘味料で育った体だからこそ、その旨みを感じるのかもしれません。いえ、この最中がジャンキーだと断定してるわけじゃありません。2つ買っても税込み106円。ちょっと安価すぎる気もしますがね。

ちなみに、はしかの免疫はできてます。

【今日の教訓】旨いかどうかは価格じゃ判断できないこともある。

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2007年5月26日 (土)

写真が変化するとき

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この白髪のご婦人はこのベンチに、
いったい何時間すわっていたのだろう。

バルセロナに到着した翌日、青空にそびえるサグラダ・ファミリア周辺を何度か回った。カメラに装着した4ギガのメモリを写真のデータが満たし、詰め替えた2ギガの補助メモリーも満杯となった。三時間は撮っていただろう。ペンションに戻る帰り道で、私はこのご婦人をまた目にした。最初は確か本を読んでいるようだった。二度目は編み物。三度目は誰かと話をしていた。四度目にただじっと座っている姿を見て、シャッターを切った。

この旅行の目的のひとつは、来年のカレンダー用にガウディの建築物を撮影することだった。しかし、こうして歩き回りシャッターを切っていると、本来の目的から離れたところに意識がどんどん移ってしまったのだった。

二週間滞在して撮影したのは五千枚ほど。毎日動き回って撮っていれば、それくらいの枚数にはなる。ほとんどの写真は使えないものばかりだし。それでも撮り残した場面や、実験できなかった試みも多い。とはいえ、このひと月、撮影した写真を繰り返し眺めていて、撮り方が変わってきたことを感じている。

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2007年5月24日 (木)

夏日

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友人のブログに書かれてあった「棚卸しの話」で我にかえる。感謝。
東京は夏日。厚い季節の前触れなり。

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2007年5月23日 (水)

白い怪物

ガウディ建築を撮影しにバルセロナの地に降り立ったのは、2007年4月17日の深夜だった。その日はすぐに床につき、翌日の早朝からさっそく行動を開始した。

十年前と比較すると、ガウディの建築物はバルセロナの観光資源として陳腐に整備されてしまい、被写体としての魅力を落としてはいたが、その存在感は以前より際立って見えた。私の興味は、ガウディの建築物そのものでなく、その建築物が街にどのように溶け込んでいるのか、に移っていた。

早朝から夕刻まで街を歩き回る。カメラのメモリが満杯になったので、ペンションに戻り、データを移す。気がつく外は暗くなっていた。少し眠っていたらしい。ペンションの玄関を開けると、目の前にサグラダ・ファミリアが白く映っていた。

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120メートルの塔に向かって歩き出した。

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夜空に真白に輝く建物が迫ってきた。

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サグラダ・ファミリアの西側にある「嘆きの門」に着く。
白い蛍光色でライトアップされたこの門は、まるで白い怪物だ。
この「嘆きの門」はガウディの作品と認められておらず、
世界遺産からも外されている。

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建物をぐるっと回り、池をはさんで東側にある「誕生の門」を眺める。
黄金色に見えるのはライトの色ばかりではないだろう。
現在は南側に位置する「栄光の門」と中央塔が建設中。

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2007年5月22日 (火)

19回目の神経衰弱

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          <銀座四丁目交差点前>

2007年5月21日、東京は快晴。築地まで出る。午前11時、新しいクライアントとの打ち合わせ45分。その後、友人F氏と蕎麦をゾゾっと食らい、銀座まで歩く。真っ青な上空に白い飛行船を見た。

銀座の文具店『ITOYA』にてA2サイズ原稿を持ち運ぶための黒いrotringバッグやら、補充用の手帳などを購入。店内を回っていると、目新しい小物をつい衝動買いしてしまう。ITOYA謹製の赤いクリップ(@300円)やらスライドクリップ(10個入り300円)、DVDを送付するための封筒(@150円前後)、強力スティックのり、派手な色をしたゼムクリップ、LAMY万年筆の面白い色のインクカートリッジなどなど。気になっていた二千円分のメルシー券もはけた。どうでもいいことだけど。

夜は少し涼しくなった。人形町の洋食屋『グリルTSUKASA』にて19回目の神経衰弱の始まりを祝う。これまで開いたカードをどこまで覚えているだろう。次は同じ数のカードを2枚開くことができるだろうか。わざと別のカードを開いたほうが面白いときもある。さて、次はどのカードを開こうか。

...
You better stop, look around.
Here it comes, here it comes.
Here it comes, here it comes.
Here comes your 19th nervous breakdown.
...

by the Rolling Stones

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2007年5月21日 (月)

月夜に歩く

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終電のがし宿まで歩く。

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2007年5月18日 (金)

木を植えた男

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ガウディが生まれ育った土地は、彼が建築家として華々しい活躍をしたバルセロナではない。バルセロナ県から南に一時間ほど高速道路を南西に走らせたところにある。タラゴナ県レウスとリウドムスという町だ。そのリウドムスという小さな町に、この四月のサンジョルディの日に合わせ、公園が開園した。公園の設計をまかされたのは、なんと日本人。田中裕也という建築家である。彼はこの公園に日本風の仕掛けを導入した。それは、水琴窟(すいきんくつ)と桜の木の二つ。
そのことを田中氏がブログに書いたところ、大阪の造園家、武部正俊氏が「私がなんとかしましょう」と、手を挙げた。三年前のことである。水琴窟は技術力があれば現地でもできるが、桜の木はいろいろな事情から日本から直接送ることができない。そこで、武部氏はオランダから桜の苗木を持ち込み、ガウディ生誕の地に植樹した。三分の一は枯れたが、三分の二は生き残り、なんとか育った苗木がこの四月にリウドムスの公園に移植されたのだった。

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その行動する力はいったいどこからわいてくるのだろう。資金面での問題も自分で解決した。友人たちからの募金はあったが、すべて自費でまかなったのだった。

その高い志に触発されたのか、ガウディ研究の第一人者のバセゴダ氏が、ガウディ研究所として利用されているグエル別邸の庭にも桜の木を植樹する許可を与えた。
武部氏は、公園の開園を祝う式典で町の人たちから大きな拍手とともに称えられると、その翌日、バルセロナまで同行した数人のスタッフたちとグエル別邸におもむき、桜の苗木を植樹したのだった。

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最初に植樹された苗木たちのなかには、すでに花を咲かせた始めた桜もある。ガウディの町で桜が満開になる日は遠くないだろう。

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