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2007年6月15日 (金)

師匠と弟子

02e2

   <アメリカに旅立つ弟子と先を見る師匠>

四時間の稽古で私語を聞いたことがない。師匠は黙って見ている。たまに声がかかる。始めて半年。一緒に始めたW氏は足の運びが変わり、私はこぶしの握り方がやっとわかってきた。

かたや、若くして武術を志し、この五年間は自宅の裏庭で毎日体を鍛え、道場で稽古を続けてきたA君がいる。二人の中年男たちは彼の一挙手一投足をじっと見入り、魅せられてきた。

この六月に彼は渡米する。サンフランシスコの大学院でA君が何を専攻し、その後、何を企てようとしているのか知らぬが、何かやってしまいそうな気を彼に感じている。あの日の師匠の視線は、何かを確信しているようだった。

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