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2009年8月17日 (月)

裁判員裁判とイラストレーション

20090816_1026

8月16日、合宿最終日を山梨県の山奥で終えたその足で赤坂へ向かった。来日中のサイエンス・イラストレータ、奈良島知行(ならしまともゆき)氏と、東京大学医学部の瀬尾拡史(せおひろふみ)君に会うためだった。「赤坂サカス」で待ち合わせ、オープンテラスで話足りず、お盆休みで人がまばらな居酒屋で終電まで話し込んだ。

今年から裁判員裁判がいよいよ始まった。裁判員として徴収された一般人が正確に理解できるような試みがなされている。分かりやすいイラストもそのひとつ。もちろん法医学的に考察された正確なイラストでなければならない。最初の裁判でもそのようなイラストが使われた。そのCGを作成したのが瀬尾君だ。まだ医学部五年生の学生である。実は、彼はすでに学部三年生だった二年前からこの制度に関わってきたのだった。

なぜ、一介の学生が法制度を左右するほど重要なプロジェクトに関わりを持つようになったのか。何を使ってCGを制作しているのか。CGソフトの機能は追い付けるのか。制度が整備されるに従って増加する要求に今後どのように対応していくのか。どのような支援者たちがいるのか。後に続く者たちをどう育てていくのか。サイエンス・イラストに対する日本の認識をどう考えているか。などなど、話は尽きなかった。

彼の取り組みがメディアで紹介されるに従い、多方面からの協業が提示されている。彼は、医師以外の道を選ぶのかどうか迷っているようだった。新たな人との出会いを吸収し、若き才能はその幅を思いもよらぬところまで広げていきそうである。楽しみだ。

奈良島知行氏のウェブサイト 「Tane+1」(タネ・プラス・ワン)

瀬尾拡史君のブログ 「ズバッ!と東大な日々。」

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