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2009年12月19日 (土)

整体と正體術健康法に共通すること

現在普及している整体は、野口晴哉(はるちか)という天才的な施術家が昭和初期に創始したもので、「野口整体」と呼ばれるものです。

それより以前に整体に類するものがなかったかというと、そうではありません。漢方医学や民間医療として面々と受け継がれていたものがありました。漢方医薬を扱う家に育った野口晴哉氏は、そのような伝承を自分なりに集大成したのですが、その中でもある医者が編んだ書籍を参考にしたことは、よく知られていることです。

その書籍は、高橋迪夫(みちお)氏の『正體術健康法』でした。その中で紹介されている「正體術」が現代語訳として以下のように紹介されています(「正体術健康法ブログ」より抜粋)。

■正体術の準備
1、楽々と仰向けに寝て、全身の力を抜いてリラックスします
2、足をそろえたままだんだんに膝を折って、引き寄せていき
3、腿がまっすぐに立って足の平が畳についたら、さらにカカトをお尻にできるだけ近づけます。
4、できるだけゆっくり膝を曲げて、お尻を上げるようにしてひけるだけ腿を胸にひきつけるように曲げます
5、ここで一息ついて
6、静かに膝を下ろしていって、もう少しで足のひらが畳につくというところで、急にカカトに力を入れて畳をすりながら勢いよく踏み伸ばします。

……(途中略)

■正体術
1、 正体術の準備の最後の足を伸ばしたところで、アゴを引き、両側の肩甲骨が後でくっつくようにして、手は十分に伸ばし、手のひらは上に向けて、指はいっぱいに開きます。
2、 足は膝を曲げずに、足の指をいっぱいに開いて十分に反らし、腿に力を入れ足首を甲側にひけるだけひき、お尻にも力が入るようにします。
3、 こうすることで全身の筋肉に力をいれます。体全体が、棒のようになりますが、理想的には、息を殺さず、息だけは普通にして、腹は柔らかいままに保つ。(最初は、腹を柔らかくできませんし息も止めてもよいでしょう)
4、 2、3秒こうしたままで、ピクリとも動かさないでおいて
5、 急に全身の力を一気に抜いてゆるめる。
6、 その後、3~4呼吸くらいの間、普通の呼吸に戻るまで静かにしておく。

ポイント:正体術の完成したポーズでは、腕も脚も床から浮いた状態になります。
<正体術も、寝る前に1度行えば良いのです。>

以上のように、正體術健康法のポイントは体を緩めることです。偏った体を緩めて正常に戻すことです。

ところが、人は歳を重ねる従い環境に適応する能力が高くなり、体を緩めることが下手くそになっていきます。そうして正常な体のバランスを崩してしまうのです。固まった体を緩め、自分の力で体力を回復することが正體術健康法の目的。それは、整体が目指すことと同じです。

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