スポーツ

2010年10月16日 (土)

打撃練習

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秋来たれる羽根木公園グラウンド。ゲームができるほどのメンバーは集まらず、しかたなく打撃練習のみとなった。

野球を観るのがおもしろいのは、ひいきチームが勝ち負けを決するゲームをやってくれるからだ。ゲームには、攻撃と守備を交代するという、日常生活ではありえないルールがある。3つ失敗すると攻撃と守備を交代し、そのチャンスを9回ずつ共有し、勝敗を決する。攻撃されっぱなし、守りっぱなし、ということはない。お互いが攻撃のチャンスを与えあう。攻撃と守備をお互いが同じ回数繰り返す。決められた縛りがあるから、自由と緊張感が産まれ、人は興奮する。野球を実際にやるのが面白いのは、自分がゲームの当事者であり、勝ち負けに酔い、チームメイトとの連帯感を分かち合えるからだ。

そんな興奮を期待するなら、打撃練習は、まったくつまらない、ただの運動に過ぎないように見える。しかし、実はそうではない。打席に立ち、姿勢を整え、ピッチャーが投げる球の軌道を見て、近づいてくる球をどの方向にどう打つかを瞬時に決め、バットを振り、球に当たる瞬間を見極め、打球を目で追う。何度も何度もただひたすら打つ。ゲームの面白さはないが、世界に入り込むと時間を忘れる。

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2010年6月25日 (金)

サッカーとガウディ

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ガウディカレンダー2011の表紙

2010年6月25日、サッカー日本代表が周囲の低い評価を裏切り、予選を突破した。

午前3時半から始まったデンマークとの試合を観戦し、結果は3対1という素晴らしい勝利だったが、何より感動したのは、ボールへの集散を執拗に繰り返す日本イレブンの姿勢だった。勝つために何をすれば良いのか、「表現はどうかと思うが、ボールに蠅のように執拗に集まってチャンスを待つ以外に勝算はない」という岡田監督の意向を選手たちが忠実に守っていることだった。

日本サッカー代表のみなさん、おめでとう!健闘を称えたい。

そして、今日、6月25日は私が敬愛するスペインの建築家アントニ・ガウディの誕生日。彼の芸術性に敬意を表し、うちの会社では毎年、ガウディ建築の写真を使い翌年のカレンダーを作成するのが習いとなっている。今回で8年目。

今年は不覚にも不況のあおりを食ってしまい、資金繰りやら何やらに追われ、ガウディカレンダーの制作が遅れ気味で、確定しているのは表紙のみである。

正直な話をすると、昨年からTaschenというワールドワイドに展開しているドイツを拠点とする出版社が、ガウディ関連のカレンダーの日本での販売を本格的に始めたため、そのあおりを食って昨年は大赤字だったのだ。取材からデザイン制作、印刷までかなりのコストがかかるのだが、販売できたのはその三分の一まで落ち込んだのである。そのため、コンテンツはあるものの、制作に踏み切るかどうか、悩ましい選択に迫られた、というわけなのだ。

とはいえ、あんなサッカーの試合を目の当たりにしたら、強い意思が世界を変えることを信じるたくもなる。「何をやるにも10年続けなければ本物じゃない」という家訓もあることだし、少なくともあと3回は作り続けることにした。

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2009年11月 5日 (木)

松井MVPにコイーバ1本

最後良ければすべて良し、ってことなんでしょうか。優勝を決定する6試合目で目覚ましい活躍をした松井選手が大リーグのワールドシリーズでMVPに輝いた。彼は全試合に出場はしたものの、3試合は代打での出場で、フル出場したのは3試合だけ。出番が限られていたにも関わらずMVPとなったのは快挙だろう。

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<これはTVの映像をリアルタイムで撮影した写真。ごめんなさい>

お祝いにコイーバを1本いただく。ただし、人前では吸わない。紙巻きはやらない。紙が燃えると臭い。やるのは葉巻とパイプ煙草のみ。健康に悪影響を及ぼすのは度を超すからだ。無作法な喫煙者が煙草をさらに悪者にしている。魔法の香りは度を越せば魔物に変わる。魔物に負けるなら愛煙家を返上する。

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2008年9月27日 (土)

ブッカーズ後半戦初日

急に肌寒くなってびっくりですね。空も秋もよう。

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 <四谷外濠公園グラウンド 午後4時>

暑さ寒さも彼岸まで、ってよく言ったもんですね。

日曜日は雨天をかいくぐり、球遊び。装丁家を中心に編成されたチーム、ブッカーズは、この日が今年度後半戦の初日。彼岸のこちら側で毎日夢の中にいるようです。

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 <四谷外濠公園グラウンド プレー前:若い人>

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 <四谷外濠公園グラウンド プレー後:愛すべき人>

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 <アフタースポーツはほどほどに>   

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2008年9月17日 (水)

走る楽しみ

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この写真は隅田川の川べりから下流を見て撮影したものです。正面に林立しているビル群は月島。隅田川の流れは月島で二分され、東京湾へと注がれています。

下の写真は隅田川に架かる橋の上から月島方面を見て撮影したもの。アングルが違うこともあり、月島がはるか遠くに見えますね。

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月島はすぐ近くまで迫って見えたり、遠く霞んで見えたりする、不思議な場所のようです。そんな月島の近くまで、この数日、隅田川沿いを走り始めました。今日で一週間です。

まず、自宅から隅田川まで歩き、川べりで準備体操。これで10分。歩くような速度でジョギングに持ち込み、調子が良いと途中でピッチを上げ、最後は速度を落とします。約20分。そして、10分ほどストレッチして終了。帰宅しシャワーを浴びるとスッキリします。

一時間前後の軽い運動です。

とはいえ、最初は、走り始めて10分もしないうちに胸が苦しくなってしまいました。ホントに苦しいんです。でも、この苦しさは身に覚えがあるので、単なる苦しさでないことも知っていました。少しすれば超えられる苦しさなんです。スポーツにくわしい友人からも、

「10回くらい走ってると慣れてくるから、それまでは無理しないで、少しずつね」

と、的確なアドバイスをもらいました。空手の合宿に参加して体力はかなり回復していましたが、有酸素運動はまったく別物。そして、ジョギングの体を上下に大きく揺らす運動が、苦しさに追い討ちをかけることも知りました。膝や腰に負担がかかってると思うかもしれませんが、一番しんどいのは、頭です。脳みそが揺すぶられてる感じ。ジョギングで足を着地させるたびに、ガン! ガン! ガン! と、大音響が頭に響くんです。首の関節が緩んでいるでしょうかねえ。

歩くのとほとんど変わらない速度でジョギングしている人を見ても、けっして「歩いたほうが速いんじゃないの」なんて思ってはみても、さげすみの目で見ないでやってください。走っている当人は、歩きとはまったく違う運動に挑戦中なのですから。挑戦は大袈裟ですが、正しい姿勢で無理なく走ることに集中し、速く走りたいという欲求を抑えている、ある意味ストイックな存在でもあるのですから。

まだ、やっぱり、ちょいとしんどいんだけど、毎日走ってみよ、思てまっ。どうです、あなたも。始めてみませんか?

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2006年12月18日 (月)

草野球納会

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納会が重なり一方を欠席す。「ビーンズ」さん、ごめんね。
野球が好きなら、また集まりましょう。
楽しさは自分で見つけるしかありませんがね。

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2006年12月 4日 (月)

地球寒冷化

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     <猿江恩賜公園 東京都江東区「住吉」駅そば>

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      <公園内の球場で草野球に興じ帰る人たち>

紅葉と落ち葉の季節が東京に一ヶ月遅れでやってきました。
土曜日の日中は、12月だというのにポカポカ陽気。
スポーツでかいた汗がひかぬまま帰宅す。

地球温暖化で困る人たちが多くいることも承知しているが、
地球寒冷化の方がもっと怖いんじゃないだろうか。

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2006年11月26日 (日)

草野球讃歌

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初回、調子づきかけた相手投手は、三番K氏がこの素晴らしいスイングで左中間にかっとばした大ホームランによって、一気に弱気に転じたのだった。主戦投手不在だった我が『大坊主(ダイボーズ)』は、勢いづいた。追加点、駄目押しと効果的に加点し、相手の戦意を砕いていく。守備も落ち着いていた。初回裏の守りから監督兼投手の老練な投球が冴え、最終回を迎えるまで、最小の1点に抑えきったのだった。
大坊主と言っても、宗教関係のチームではない。南青山にある『大坊珈琲店』に集まった常連たちが、三十年前に結成した草野球チームである。メンバーの顔ぶれはずいぶんと変わったことだろうが、昨日の試合にも結成以来のメンバーが7番セカンドで出場していた。チームが長く続いてきたことには、きっと理由があるはずだ。

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午後4時を過ぎる頃には照明灯がともり、勝利を確信するメンバーたち。試合は9対3と完勝だった。

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この試合が今年のリーグ最終戦となった。球場は「青山球場」。チーム結成以来、三十年お世話になっているらしい。地下鉄銀座線「外苑前」から徒歩2分と、交通の便が抜群のところにある。今年もこの球場には大変お世話になりました。

この草野球リーグには、12チームが加入している。全チームと1試合ずつ対戦する11試合の結果によって、順位を競う。ホームラン王、首位打者、打点王、盗塁王、最多勝投手賞などの表彰も行われる。そのため、試合が終わった時点で、相手チームとスコアブックをつき合わせ、記載に間違いがないかをチェックする。草野球だから、エラーかヒットかの判断が微妙に食い違うことがあるからだ。また、リーグ戦とは別に、トーナメント方式のカップ戦が組まれることもある。

今年、上位3チームは負けなし、と絶好調。引き分けの数が少なかったチームが優勝を勝ち取る、という接戦だった。我が『大坊主』は6勝5敗。からくも勝ち越したが、リーグ12チーム中、第5位という不本意な成績に終わった。一昨年は3位と健闘したが、来年はどうなることやら。

リーグ戦は終了したが、来週、練習試合を行い、毎年恒例の納会が年末に予定されている。チームのオーナーである大坊さんが、今年はどんな話をしてくれるのか、また楽しみである。

親子ほど歳の離れたチームメイトが、同じフィールドに立ち、球を追いかける。プロ野球選手を目指した者もいれば、まったく野球とは縁のなかった者もいる。国の役人もいればフリーターもいる。ツアーコンダクターや株取引のディーラー、弁護士、地下鉄の運転手、私のようなクリエーター系、学生もいれば、生粋の営業マンもいる。そして、喫茶店のマスターも。どんな職業についていようと、歳が離れていようと、野球がうまかろうと下手くそであろうと、フィールドに立てば、みなチームの一員に変わりはない。京都に単身赴任中のメンバーは、新幹線で試合にかけつけ、成田に到着したばかりのツアーコンダクターは、時差ぼけのまま車を飛ばし、野球場まで駆けつけてくることだってある。いったい何が、彼らを野球にかりたてるのだろう。

今年も、奇跡のような貴重な時間を過ごさせてもらい、感謝している。

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2006年11月 5日 (日)

まだ間に合う!

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文化の日、装備を整え、渋谷から京王「井の頭線」の各駅停車に乗る。10分ほどで「東松原駅」に着く。11月だというのに、日差しが暑いほどだった。

駅の南口から小田急「梅が丘駅」方面へ5分ほど歩くと、住宅街に割って入ったような緑の丘が、突然目の前に現れる。「羽根木公園」だ。公園は東松原と梅が丘に挟まれ、東松原側は公園の裏手にあたり、入口は広くない。階段を登ると、すぐに散歩道へつながる。

少し歩いていると、散歩道の幅が広がり、息を弾ませて横を駆け抜けていく人たちもチラホラと増えてくる。野球場は公園のど真ん中に陣取っている。両端にホームベースが置かれ、A球場とB球場の2面ある。

この日は、B球場に集合。集まったのは、全員で十名。自軍を二つに分け、赤白戦をやるには少なすぎるので、練習となる。

草野球は「しまった!」の連続でできている。エラーを帳消しにするような素晴らしいプレーが生まれることもある。どちらにしても、何が起こるか分からない。そこが面白い。

そして、連続する「しまった!」を「楽しい」に変える魔法の言葉がある。ただ、その言葉は発する人により、楽しさを与える度合いが違ってくる。

「まだ間に合う!」

と、この日もグラウンドに声が飛んだ。

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2006年10月20日 (金)

ああ、田口!

今年の大リーグは総じて低調だった。

ヤンキースの松井(推定年棒1300万ドル)はこれからという時に怪我で離脱。ヤンキースはレギュラー・シーズンで優勝したものの、地区シリーズで早々に敗退してしまい、ゴジラ松井の逆襲を見ることはできなかった。

マリナーズは相変わらず弱っちかったし、200本安打を達成し盗塁数も増した記録男イチロー(年棒1253万ドル)は、出塁率と得点圏打率が低く、プレーヤーとしての魅力を欠いていた。チームへの貢献度という点でも疑問が残る。もう来年から200本というしがらみを捨てるべきじゃないだろうか。

大塚(175万ドル)は途中から抑えに転じよく大役をまっとうしたが、リトル松井(806万ドル)や大家(453万ドル)は論外だろう。年収ドロボーと言われもしかたないぞ。そんな低調な雰囲気にさわやかな新風を吹き込んだ選手もいた。マリナーズの城島(543万ドル)の小気味いいバッティングと、全く期待されてなかったドジャース斉藤(なんと50万ドル)の抑えとしての活躍だ。斉藤の年棒は跳ね上がってしかるべきだろうが、契約がどうなっていたか。

レギュラー・シーズンが終わり、もう大リーグにゃ楽しみはなくなった。と、思っていたら、もう一人しぶとく残っている選手がいた。

田口だ。

彼はセントルイス・カージナルスでは守備固めの控え選手。レギュラー・シーズンの打率は2割半ばで、ホームランも2本と非力。年棒も松井やイチローの十分の一以下と低い(83万ドル)。しかし、ポスト・シーズンでの活躍にはドキドキさせられる。

これまでのポストシーズン10試合のうち、田口は4回だけしか打席に立っていない。その4回の打席で、4打数4安打、2ホームラン、2塁打1本、4打点と神がかり的な成績を残している。リーグ優勝を決める試合で勝った3試合のうち、1試合は彼のホームランで勝ったといってもいい。

にもかかわらず、監督は先発で田口を出さない。劣勢なときでなければ彼を出さない。試合の流れを変える切り札と考えているらしい。彼を試合のどこ局面で出すのか、こちらも監督の気持ちになって戦況を見つめてしまう。カージナルスの試合には、そんなドキドキ感がある。

今日、カージナルスはリーグ優勝をかけ、ニューヨーク・メッツと第7戦を戦う。今日の試合は、勝たねばワールド・シリーズに進出できない最後の戦いだ。果たして、絶好調の田口は先発で起用されるのか、やはり劣勢を変える切り札として起用されるのか。

ドキドキしてしまう。

こんな風に選手の起用方法まで考えさせられる試合って、初めての経験かもしれない。ベンチで出番を待つ田口って、なんだかカッコいいぜ。

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