日記・コラム・つぶやき

2005年10月 4日 (火)

携帯と記憶を紛失す

IMG_20051003_0019d■記憶がなくなるまで飲んだ。そんなつもりはなかったのだが、新宿で飲んだ。『ぼるが』のチュウハイは飲みやすい。気をつけろ。そう言って、武道家は笑った。あんたは底なしだからねえ。そう言ったところまでは覚えている。
■気がつくと、東京駅にいた。「お客さん降りてください。折り返しますよお」と言う駅員の声。改札を出て自宅に電話をいれようとしたが、携帯電話が…ない。紛失したようだ。しかたない。前を歩く数人の後姿を追う。案の定、タクシー乗り場に行き着いた。自宅まで910円也。
■自宅から携帯電話の使用を停止する電話をかけ、とりあえず安心して眠る。
■携帯電話が紛失してわずか二日で手元に戻ってきたのは、相方のお陰だ。その手際のよさには舌を巻く。翌日、JRの遺失物係に問い合わせ、武蔵小金井駅にあることを突き止めると、最寄駅である東京駅で引取り手続きを済ませてきたのだった。■翌日、携帯電話は私の手元に戻ってきた。感謝。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年9月30日 (金)

宴の合間に仕事する

P1000008a■今日は二日酔いでアルコールをプンプンさせたまま外出。湯島にあるL出版社にて新しい書籍のプレゼンを編集者とデザイナーの前でおこなう。書籍のタイトルと構成、表紙のデザインまで決定。ああ、もう書くばかり。逃げられない。
■同行したスタッフからいきなり「酒臭い」と言われ、会議におもむく途上で酒を抜く。「伊右衛門」2本を飲み干し、口臭消し4粒をかみくだき、スタッフから体臭消しスプレーを振り掛けられ、なんとか事なきをえた。
■帰社し二時間ほど執筆すると、夕刻からまた外出。友人のT氏が、ある雑誌の編集長になったことを祝う内輪のパーティに出席するためだ。
■東京駅地下一階「黒塀横町」の焼肉屋「吾照里」(おじょり)でくだを巻く。その後「スタバ」に流れ、徒歩で帰宅す。東京駅から日本橋、京橋を抜け右折し、茅場町から兜町「東京証券取引所」(写真)に向かう。そこから人形町は目と鼻の先。「Pentel」ビルをかすめて帰宅。
■二十分の短い散歩では腹ごなし十分とならずも、秋の到来を感じさせる夜風は心地良かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月24日 (土)

しかめっ面には置き鏡

20050915_05d

視線を感じて振り向いた。

眉間(みけん)に縦じわ寄せたオヤジが一人。
なに深刻ぶってんだよ、と片眉(かたまゆ)上げると、
鏡の中の顔がニヤリと笑った。

本棚前で夜なべするのは今夜で最後。
「もう最後にしよう」とつぶやいて
半月過ぎた。

そんな顔をしていたんかい、お前。
そんなしけた顔じゃあ運も逃げてくぞ。
ほら、笑えよ。笑ってみろよ。
笑ってりゃあ、なんとかなる。

鏡が笑い、しかめっ面も笑った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月11日 (木)

見ざる聞かざる言わざる

DSC04976c
■光当たらぬ実体は存在が見えない。過剰に光当たる実体は感覚を麻痺させる。

■「礼に反するなら、見ることなかれ、聞くことなかれ、言うことなかれ、することなかれ」と、孔子は説いた。…

■電話をすると女将(おかみ)が出た。

「あらっ、お久しぶり!」

 と、挨拶も早々に、明日の予約を事務的に済ませる。

■その店は表参道にある。看板も小さくてわかりづらい。「お品書き」には値段が書かれおらず、お昼ならランチ料金で財布を気にすることもないが、夜は青山価格でちと高い。とはいえ、丹念に仕事した料理を味わえる貴重な名店であることは間違いない。
 名店と称される店は接客も一流。当然、名物の女将がいる。柔らかい物腰と気遣いに客はいやされる。ビジネス口調で申し訳ないが、「Win-Winの法則」を忠実に実践したサービスに、客は本当に喜んで財布のヒモをゆるめるのだ。

■そんな女将が、ある日突然、顔を見せなくなった。

 「女将はどうしたの?」

 なんて、なぜか聞けなかった。板長から「明確な答え」を聞くのがイヤなのか。女将がいなくなるなんてありえない。そう思っていたからか。そうこうしているうちに、一年ほどが過ぎたのだった。

■予約の電話に出た女将は言った。

「申しわけありません。『お弁当』はこの夏はやってないんですよ。でも、ちょっと待ってくださいね。きっと大丈夫だと思います。……。板さんがウィンクしてます。ああ、似合わないぃわぁ(笑)。……『お弁当』ではありませんが、きっと準備できますからお越しください。お待ちしております」

■翌日、店に行くと、四人だけの料理が準備されていた。

■女将がいなくなっていた理由(わけ)を、こちらから聞くことは、これかも決してないだろう。特に気になる人のこと、なぜか聞けぬ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月23日 (木)

黙っていても

汗がでる。

デブじゃなくても汗はでる。
丸刈り頭も汗はかく。
ポタリポタリと汗をかく。

東京は梅雨真っ最中です。
日本全国ジットリジメジメの様子。
こんなときはカラッとしましょ。

昨日のお昼に銀座『天あさ』で天麩羅定食。
一足先にさっぱりしてきました。
おやっさんの手際のいいこと。
三人の美女たちに囲まれ
言うことありませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月22日 (水)

嬉し恥ずかし

「はい、いいですかあ。もう少し口をあけましょうねえ」
「…」(はい)

「歯と歯茎の間に軽くあてて、こんなふうに磨くんですよお」
「…」(は~い)

歯ブラシを片手に女医さんが私の歯を丹念に磨いていく。診療チェアに横になっている私は、ほとんど母親の膝まくら気分。こんな歯の治療ならいつでもお受けしたい。とても心地よく嬉しいのだが、どこか恥ずかしさが残る。

体を起こして鏡を前に、自分で歯ブラシを当てて仕上げとなる。

歯槽膿漏ぎみの歯茎は少し弱っているが、食事した後に歯ブラシマッサージをすれば元気になるらしい。マッサージした後は、確かにかむ力が強くなる。歯磨き指導を受けるのは女医さんに限る。いい歯医者さんを紹介してくれたYさん、ありがとね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月20日 (月)

夢かうつつか

土曜日の午後、大勝したダブルヘッダー後の宴会で深酒す。日焼けした肌ほてったまま、東西線を日本橋で乗り換える。ひとつ隣の人形町にたどりついたのは、なぜか深夜。いったいどこをほっつき歩いていたんだろう。

人は陽に照らされるとよく眠る、という。野球の試合の翌日のことだが、気がつくと眠っていた。いやそうじゃない。知らぬ間に眠り、気がつくと思いもよらぬところで目が覚めた、というのが正確だろう。気がつくと、ソファーの下にもぐりこんでいた。気がつくと板張りの床に顔を押し付けていた。便器の上にも座っていた。シーツにもくるまっていたりした。

いや、もっと正直に言うと、気がついてもずっと夢の中にいたかった、というべきだろう。

警察で理不尽な尋問を受け、罰金の額に驚いて目が覚める。公務執行妨害で14万8千円って、何だよそりゃ? 根拠が分からん。弁護士を呼べ弁護士を。いや、ちょっと待て… と、また眠る。

姪のかおりと電話で打ち合わせをし、じゃあ、お母さんから旅費を調達だね、でも無理かも、じゃあ、これから博多に飛ぶか、というところで目が覚める。え? どこに行くんだったっけ? ほかにも一緒に行きたいのがいたっけな。涼しいところがいいな… と、また眠る。

ここにはとても書けない馬鹿な話やエッチなこと、訳のわからん感覚が次から次に。とても起きてなんざあいられない。

物理的な時間は一日だが、記憶をたどっていくと、一年ばかり旅してたようだ。夢かうつつか。いやいや、夢もうつつ、うつつも夢なり。こうして書いているのも夢のうちかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月18日 (土)

珈琲はお好き?

IMG_8683d ペーパーフィルターを使って手軽に旨い珈琲を飲みたいと思ったときは、バネ製のドリップ装置をおすすめしたい。

 先日、珈琲を抽出するドリップ装置をあらたに手に入れた。バネ製である。これでバネ製ドリップ装置は2つ目だ。
 二年ほど前、最初に手に入れたのは『コーヒーバネット
(\1,575)。ペーパーフィルターを使うがネルドリップばりの旨い珈琲を抽出できる、が売りだ。独特の旨味を引き出し、雑味を排除してくれるもので、『カリタ』や『メリタ』のペーパーフィルターを使ったドリップ装置がお蔵入りしてしまったからすごい。
 とはいえ、すべてが良いわけじゃない。大きな問題が2つある。ひとつは、あまり普及していない円錐形をしたペーパーフィルターが必要なこと。コーノというメーカーから発売されているが、通常の台形フィルターより50%ほど値が張る。それに手に入りにくい。『カフェ・ドゥ・ガウディ』といった通販サイトから直接手に入れるか、『東急ハンズ』やスポーツ店のキャンプ用品売り場にわざわざ足を運び買い求めるしかない。『コーヒーバネット』はもともとアウトドアグッズだからだ。もうひとつの問題は、何しろバネ製なので、ブヨンブヨンと揺れはしないまでも台座が不安定なため、サーバーの上からドリップ装置をうっかり落っことしてしまうこと。

 今回あらたに手に入れたのは『バネドリッパー』(\1,785)というしろもの。これは『カフェ・ドゥ・ガウディ』のマスター鈴木政勝氏より紹介してもらったものだが、『コーヒーバネット』の大きな2つの欠点をみごとに解消している。
 まず、ペーパーフィルターはコンビニでも手に入る安価な台形フィルターを使えるため、フィルターが不足する心配も経済的負担もほとんどなくなった。それに、今回のドリッパーには取っ手がついており、手で保持しながら湯を注げるため、とっても安心。湯の注ぎ加減も調整しやすくなった。しかも、写真に写っているように『バネドリッパーセット』(\3,360)を買い求めれば、取っ手をスタンドに差して安定させることができるので、お湯を注ぎながらちょっとばかり横見したり横着しても大丈夫。うっかり者にはありがたい使い勝手なのである。片手が自由になるし、抽出される珈琲が落ちるさまを眺める余裕も生まれ、ちょっとばかり優雅な気分になったりもするわけだ。
 実はそれだけじゃない。珈琲通でなければ思いつかない技(わざ)が入っているから驚く。それは、円錐の高さを『コーヒーバネット』より低くしていること。深さが浅いネルドリップが、よりすっきりとした雑見のない珈琲を抽出できることを知る珈琲通でなければできない。恐るべしである。どうも、この『バネドリッパー』は『コーヒーバネット』を下敷きに研究を重ねているようだ。
 とはいっても、やはりすべてが優れているわけではない。それは、台形フィルターが使えても専用ではないことから起こる問題だ。まず、フィルターの折り方に工夫が必要なこと。湯を注いだときに、フィルターがバネにきっちりフィットしていないので、フィルターがフニャリつぶれて美しくなくなること。珈琲はやはり優雅にいれたいものだから、美しさに欠けるのは致命的かもしれない。

 『コーヒーバネット』も『バネドリッパー』もバネ式なので、つぶしてコンパクトに収納できるので、携帯に便利。出張先や旅行先で旨い珈琲を自分で飲みたいなら、こんなにありがたいものはない。もちろん家で飲むときも邪魔にならない。珈琲好きなら持っていても損はないだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月17日 (金)

くしゃみ一発

IMG_8668c

ボタン飛ぶ。
パンツのボタン、ブチ切れる。
ああ…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月13日 (月)

ウニは送るな

IMG_8126c 何を血迷ったか、九州の兄が中元なんぞを贈ってきた。すぐに電話する。
「さっき、茂木びわが東京に届いたぞ。兄貴のくせして何やっとんじゃ。柄にもなかことすっと、早死にすっぞ」
「今は、ウニさ。磯でウニとりしよっとさあ、今は。忙しかけん、後にせろ」
 と、面倒くさそうに兄は電話を切った。ちゃんと、ありがとう、という間もなしだ。まったく勝手な奴だ。
 茂木町は長崎市の北に位置する「びわ」の名産地で、五島列島は私の産まれ故郷である。びわは足が早い果物なので、熟した果実を食することはなかなかできない。兄はこの時期しか収穫できない「びわ」を荷造りして長崎から送り、五島の福江島にフェリーで渡り、海にもぐって解禁になったばかりのウニとりに興じているらしかった。
 両親の墓を守る兄に季節の付け届けをするのは弟たちの役割。田舎育ちの兄弟はそう刷り込まれてきた。そんな弟たちにいつも兄貴風を吹かせ、仕事に実直で特別な休暇をとったことのない人間に、いったいどんな心境の変化が起こったのだろう。
 そういえば…。もう十年ほど前のことだ。兄から「採れたての生ウニじゃ」と、ビニール袋にはいった詰め物が送られてきたことがある。生ウニはみごとに発酵し、ビニール袋はパンパンに膨らみ爆発寸前! マチ針を恐る恐るつき挿すと、パン!と破裂はしなかったが、得も言われぬ臭いに死にそうになったことがあった。まずい、またウニを送るつもりじゃないのか!
 私はすぐに「ウニは送るな」と兄に電話した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧