健康

2010年5月28日 (金)

おいしいミルクの不思議

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あのとき以来、私はミルクに対する認識が変わりました。

それは初めてスペインへ旅行した二十年ほど前のことでした。ホテルの朝食に出てきたミルクのなんとおいしいこと! 味も香りもぜんぜん違う。乳(ちち)の甘さというのでしょうか。友人たち数名と十日ほどバルセロナにいたんですが、どこに行っても乳製品のおいしさにみな感激しっぱなし。洗練されたホテルのレストランだけじゃなく、小さなカフェで注文したカフェ・コンレチェも、居酒屋風のバルで出てくるチーズもミルクも、スーパーで試しに買った特大パックに入ったミルクにしても、やはりおいしかった。

ミルクとチーズがおいしいのはスペインだけじゃなくフランスでもそうだと知ったのは最近のことです。その味と香りに魅せられている日本人は少なからずいるようですね。パリに長年住んでいる友人の妹さんAちゃんも、「乳製品とパン、そしてお塩がねえ、なかなか日本じゃ手に入らないから」という理由で、日本になかなか戻れないみたいだし。私も数年前に本気でバルセロナへの移住を計画したのは、ガウディ建築を研究するという立て前より、ミルクにおいでおいでと手招きされたから、と言っても過言ではないのです。ちょっと大げさですが・・・。

日本で乳牛を大切に育てておられる酪農家の皆さんには申し訳ありませんが、それ以来、日本でおいしい牛乳を飲んだことありません。味覚は正直。ごめんなさい。唯一の例外は、牧場を見学したときに飲める生乳でしょうか。あれは別物ですね。その牛乳がなぜ市場には出回らないんでしょう?

でも、もう大丈夫かもしれません。半年ほど前に美味しい牛乳に出会いました。「MEGMILK おなかにやさしく」がその牛乳。乳脂肪の成分比が高い牛乳を贅沢して飲んでいたんですが、お腹の調子がいまいちで、それでも牛乳が飲みたかったので、たまたまスーパーで目にした「おなかにやさしく」というコピーを見て購入したんです。ところが、ひと口飲んでビックリしました。スペインで飲んだあのミルクに近い。ほのかな甘さと香があるじゃありませんか。味と香りを最初は期待してなかった分、その驚きも大きかったのかもしれませんが、それ以来、うちでは「MEGMILK おなかにやさしく」にしています。

味覚や臭覚は自信と不安がすぐ隣り合わせにある感覚。敏感に察知できたときは自分の感覚も捨てたもんじゃないと自信満々になっても、すぐに消えてしまうし、記憶から去り忘れてしまうことも多いですからね。この牛乳が他の牛乳より美味いという感覚はあるものの、「なぜ美味しく感じるんだろう」と不思議に思うことにしました。不思議発見です。これからいろんな牛乳を比較してみることにしました。飲み比べるだけじゃなく、産地や成分や製法の違いを調べたり、研究している人たちに話を聞いたり、論文に目を通したりしてみようかな、と。

(書き直す前の記事)

日本で乳牛を大切に育てておられる酪農家の皆さんには申し訳ないが、はっきり言って、日本でおいしい牛乳、飲んだことありません。唯一の例外は、牧場を見学したときに飲める生乳だと記憶している。なぜその牛乳が市場には出回らないんでしょ?

スペインやフランスに出張旅行したときに飲んだミルク、地元で食したチーズのなんと旨かったことか。このミルクとチーズの味と香りに魅せられ、私は本気でバルセロナあたり移住計画を立てた。実現してないけど・・・。

お腹の調子がいまいちだった半年ほど前に、牛乳を「ジャージー牛乳」から「MEGMILK おなかにやさしく」に変えたんです。お腹の健康のために。ひと口飲んで、もおおおう、ビックリ。ヨーロッパで飲んだミルクが持つほのかな甘さと香りに限りなく近いじゃないの!

日本で販売されているいろんな牛乳について、その産地や成分、処理方法を調べてみようと思う。と同時に、

日本人の多くは、農協と牛乳業者にだまされてるんじゃないだろうか、と疑念が広がるのであります。

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2010年2月 6日 (土)

なぜ爪先立つ?

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その脚の後ろでお前は毎日いったい何をしてるんだ?

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銀髪の女

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朝、ガラス張りの部屋に僕がいると、銀髪の女はカーテンを明けない。

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2009年10月17日 (土)

腰かけダイエット

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このひと月、食欲堅調で良きことではあるが、体重が3キロ増加した。計測はしてないが、胴回りも太くなった気がする。食べても太れなかったときのことを思えば、はるかに良い。とはいえ、毎週日曜日に出席している空手稽古や毎日やってる自主練習などで、かなり体を動かしているはずなのに、である。そのせいで筋肉がついてきていることも事実。それに少し便秘気味でもある。

その原因は何だろう?

思い当たるとすれば、椅子だろうか。このひと月ほど、背持たせがある椅子を使っていた。アーロンチェアという座り心地の良い椅子だ。体調が優れなかったときに購入したもので、そのときは非常に助かった。体調が回復してからは、「木製の腰かけ」をずっと使っていたのだが、部屋の模様替えなどでおおきなアーロンチェアの置き場に困り、このひと月ほど使っていたのだった。

この「木製腰かけ」は以前、南青山に広い事務所があった頃、会議用に購入したもので、6脚ひと組みになっている。木製だから座面が硬く長時間座っていられない。というわけで、会議用に最適だった。椅子としての機能のほか、6脚つなぎ合わせると大きな円形になるため、テーブルクロスをかけてパーティ用の円卓としても利用できた。三本脚で見た目もかわいらしく機能性もあり、気にいっている。

背もたれがない「木製腰かけ」に座ると、自然と腹部に力が入る。お尻が痛くなってくると席を離れる。気分転換に体を動かす。ところが、アーロンチェアだとそのサイクルがなくなってしまう。のめり込むタイプなので、体に負担がかからぬ分、椅子に座り続ける、というわけだ。本来なら素晴らしい椅子なのに、「太った原因はお前のせいだ!」なんて、とんだとばっちりだろう。

この二三日、その「木製腰かけ」に座っているが、確かに腹筋をしめる動作を無意識にやっている。これで、お腹のもたつきや便秘が解消されるのかは定かでないが、座り仕事をする人は、背もたれのない椅子を使ってみるのも一興かと思うが、如何に。

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2009年6月 4日 (木)

「カフェ・ドゥ・ガウディ」

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きのうの京都は曇り空。
お仕事なので観光なし。

でもね、

仕事終わってそそくさと、
足運ぶのさ、麩屋町通り松原下がる。
(ふやちょうどおり、まつばらさがる)

そこあるのは珈琲店。
焙煎だけで喫茶なし。

でもね、

あっしには淹れてくれるのさ。
とびっきりの珈琲をね。
一杯目はマンデリン。
二杯目はタンザニア。

二十年変わらぬ味と香り。
二十年変わらぬ職人の仕事。

あっしの自慢。

焙煎職人 鈴木政勝の店
「カフェ・ドゥ・ガウディ」

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2008年8月10日 (日)

真夏の合宿

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合宿の夏が、またやってきた。

今年も三泊四日だけの参加。電波の届かない静かな谷合いにて、空手だけに打ち込んできた。そんな夏がまたやってくるなんて……思ってもいなかった。

空手の合宿に初めて参加したのは昨年の夏。その合宿で体の微妙な異変を自覚させられ、医者に診てもらった昨年の夏。合宿で悪化したのでなく、「何か変だ」と気付かされたのだ。医者に診てもらったのは、二十年ぶりだった。

運よく医者の正確な診断と機転により、早期治療で命を取り留めた。術後も順調だったが、すべてが順調というわけじゃなかった。半年間の抗がん剤治療には参った。突然襲ってくる体調の異変には、本当に困った。外出したり人と会うことが怖くなったのだ。知らぬ間に憶病な日々が続いた。

そして、薬剤からほぼ解放された六月のある日、ひとつ上の階段に登ったことを自覚した。術後から経過した時間は、ほぼ9カ月。長すぎないか…。

まあ、いい。

今となっては、もう、いい。

洗った道着をまた、こうして合宿所で見られるようになったのだから。

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2008年5月16日 (金)

抗がん剤治療が終わった

曇り。

本日、半年ほど続いた抗がん剤投与が終了した。「国立がんセンター」のある築地に毎週通うことも、今日で終わり。お陰様で転移の恐れはほとんどないらしい。

とはいえ、副作用にはホントに悩まされた。髪が抜け、顔にシミが増え、手足の指が黒ずみ、爪は波打ち、皮膚は薄くなり時折り裂けた。トイレに一日20回ほど駆け込む日が続いたり、体調が急変し病院に駆け込み、救急治療を受けたこともある。

昨年10月に大腸がんの手術して病巣は見事に摘出していただいた。手術後は排便の不調に悩まされた。なんとか落着きを見せてきた手術後三か月から始まったのが、抗がん剤治療だった。病院で血液検査と2時間ほどの点滴を受ける。待ち時間が長く、午前9時に病院に足を運んでも、点滴を終えて病院を出るときは、ほとんど午後3時前に終わることはなかった。午後5時を過ぎることもあった。一週間に一度、それが半年続いた。

その半年間は、突然襲ってくる体調の異変に対する恐怖がずっとつきまとっていた。人と会う約束を積極的にできず、食事会や集団で行うさまざまなイベントへの参加表明を積極的にできず、ちょっとしたひききもりになってしまっていた。仕事にも支障が起きていた。

結局、手術してから八か月ほど仕事にはならんのが、癌という病気らしい。

ああ、これからは、半年ごとに検査を受けるだけでよくなった。「そろそろ動き出してもいいんだよ」と、自分に言い聞かせたのだった。

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2008年5月 3日 (土)

荒井高史「ワークショップ」

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………
アフリカの緑深い森の片隅で、ある小さな蝶が今まさに生まれようとしていました。

サナギから抜け出す瞬間はいつ見ても神秘的。その蝶が大きく伸びをするように最初の羽ばたきをすると、ごくわずかな波動にも関わらず、一瞬のうちにそれは地球を駆け巡り、アフリカの地に舞い戻ってくる、というではありませんか。蝶は羽ばたき続けます。なかには何年かの時を経て、蝶の命はとうに失われているというのに、戻ってくる波動もある、というのです。

その蝶が特別な存在かというと、そうではありません。

別の昆虫であっても野獣であっても、人間であっても同じこと。いや、波動を生み出すありとあらゆるものが、そのような営みを続けています。自然界すべてのものが特別な存在。そのように、すべての動きがつながっている、と感じたとき、すべては必然と思うようになったのです。

なんてウソ臭い話でしょう(笑)。

ですが、体の動きがすべて必然的に呼応することは事実なんです。人にとって基本的な動きである、横になる、座る、立つ、歩くことが、その人をつくります。正しい座り方、立ち方、歩き方を、なぜちゃんと教えないんでしょうかねえ。困ったものです。それさえできれば、体は知らないうちに健康で美しくなります。武道もそこから始まっているんですよ。
………

「なんて話を師匠が考えているんじゃないかなあ」

と、勝手に想像しながら、年に一回だけ開かれるという「伽翔流」(がしょうりゅう)のワークショップに初めて参加した。

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そのタイトルは「Healing Workshop」(ヒーリング・ワークショップ)。その心は、サブタイトルにもあるように、「身体の自然を織(し)る」だ。今回で5度目の開催という。参加費は千円。

参加した感想は大満足。その内容の一部は、昨年の夏合宿で教示してもらっていたにも関わらず、新たな切り口が新鮮だった。なにより嬉しかったのは、一緒に参加してくれた友人たち5名がみんな喜んでくれたことだった。荒井高史(あらいたかし)師匠に感謝す。

ワークショップは午後1時半から3時半までの2時間。初めて稽古場に顔を出す友人たちは、「何をやらされるのかなあ。そんなに長い時間、からだが持つんだろうか。ちょっとは休憩してくれるのかなあ。水分補給できるのかなあ」などと、全員不安な表情をしていた。かくいう私も、昨年の夏すぎから体調を壊してしまい、稽古場に顔を出すのは九カ月ぶり。不安でないわけがない。

午後1時。Aちゃん、Mちゃん、Yちゃん、E夫妻と私を含め、女性4名と男性2名が「新中野」駅に集合。稽古場まで十分ほど歩く。

太極拳を指導してもらっている弟子の方々10数名も合流したので、参加者は総勢20名ほどに。武道の先輩の3名が師匠の補助にあたってくれた。

W氏は昨年の正月から私と一緒に稽古場に通い始めた仲間だったが、私が休んでいる間、彼は継続して稽古場に通い、着実に力をつけてきた。とはいえ、私にあせりは一切ない。武道はスポーツではないからだ。同じメニューをやっていても、それぞれのレベルで行うため、先輩たちの動きを参考にできても、同じことはできないので、個人的な切磋琢磨はあっても、競争のない世界。私のように高年齢で始めた場合は、特にその色が濃くなる。

有り難いことに、稽古場に顔を出せない私と、師匠は稽古場の外で会う機会を作り、ずっと指導してくれていた。力を入れないからこそできる稽古を教示いただいた。そのお陰で、ワークショップでの動きは悪くはなかったようだ。体が以前より柔らかいと先輩に褒めらたのだが、筋力が弱まっていただけ、という見方もある。

午後1時半から始まったワークショップは、あっという間に終わった。まず、「人間の体は道具であり意識で動かすもの」という根本の話を師匠から伺う。その後、具体的な動作の基本と実践を繰り返す。その動作は7つ。

  1. 座る
    仙骨を立て意識を上に持つ。ずっと正しい姿勢を保てるのが最善だが、実生活ではできないこともある。そんなときは、たとえば長時間の椅子仕事が続く場合、椅子から離れる前に数秒でも正しいを姿勢をとるとよい。そうすると、姿勢を保つ意識は保たれ、無理なく継続することができ、生活がまったく違ってくる。
  2. 立つ
    座る姿勢と同じように、仙骨を立て上に引っ張られるような意識を持つ。
  3. 歩く
    歩くときは、歩幅を広くしない。片足を前に出したら膝を伸ばし、静かに足を下ろす。仙骨を立てたまま前に押し出すように体を前に滑らせ、出した片足だけで立てるように重心を片足に乗せる。それを繰り返す。
    両手または片手を仙骨に当てて歩くとやりやすく練習になる。最初は「爪先立ち」での歩行訓練。次は「かかとを付けて」。普通の歩きかたのはずなのに、正しくやってないため、意識的にやろうとするとギクシャクしたロボットのような動きになってしまうが、次第に自然になっていく。歩き方の最後は「すり足歩行」。能や狂言の舞台で目にする足の運びだ。これは難しい。説明されたときは理解できるが、実践となるとまったくダメ。訓練が必要のようだ。
  4. 静坐する
    椅子に座るときと同じ姿勢をとる。
  5. 静坐から立つ
    立て指、立て膝、片足を立て、片足に乗る。
  6. 呼吸する
    複式呼吸だが、腹を出すより胸骨を開くこと。息を吐いた後で吸う。大きな呼吸は数回で十分。複式呼吸はやりすぎて過呼吸になることがあるので要注意。
  7. 力を抜く
    息を吐きながら全身の力を抜く。関節を緩める。馬鹿になれ。

ワークショップ終了後、一時間ほどストレッチする。二人ひと組で12のメニューを次のような指導をしていただいた。

  • 関節や筋肉を伸ばすのは、息を吐いているとき
  • マッサージを受ける側はされるがままで。眠ったように力を抜く。
  • 手で相手の体を押すときは、腕に力を入れないで体で押す
  • ストレッチを終わるときは相手が息を吐き切るタイミングで
  • 朝起きたときは、静座して数回呼吸し、開脚して股関節をゆるめると、体が活性化する
  • ……(まだある)

内容の濃い3時間だった。

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2007年9月25日 (火)

検査結果

案の定の検査結果が出たが、最悪の結果ではなかった。医師は、盲腸の手術をするみたいに淡々と事務的に話をしてくれた。「患部以外は全くの健康体だよ」という話が、何よりの励ましだった。

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2007年9月21日 (金)

築地の残暑

これから、どうも築地あたりでお世話になりそうな嫌な予感。まあ、長いことほったらかしにしていた自分のせいだけどねえ。

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この病院で本日は問診を受けたが、間違いなく入院になるようだ。

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築地には古い建物が残ってますなあ。

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築地の交差点。

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怪しげな「築地中華ビル」は今にも倒壊しそうだが、リフォーム中。友人のデザイナーはまだ、ここで仕事をしているという。

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9月も20日になろうとするのに、今年はまだまだ暑い。

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